2026年2月19日
労務・人事ニュース
2025年12月の長野県有効求人倍率1.26倍から考える中小企業採用の現
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最終更新: 2026年2月19日 01:01
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最近の雇用情勢(令和7年 12 月分)(長野労働局)
この記事の概要
2025年12月の長野県における有効求人倍率は1.26倍となり、求人数が求職者数を上回る状況が続いています。本記事では、この数値が示す雇用情勢の実態を整理しながら、中小企業の採用担当者がどのような視点で採用活動を進めるべきかを詳しく解説します。数字の背景にある求職者の動きや職種別の特徴を踏まえ、採用を成功させるための現実的な考え方をまとめています。
長野県の雇用情勢は、2025年12月時点で有効求人倍率が1.26倍となり、前月と同水準を維持しました。この数値は、求職者1人に対して約1.26件の求人が存在することを示しており、企業側にとっては引き続き人材確保が容易ではない環境が続いていることを意味します。全国平均と比較しても高い水準にあり、長野県の採用市場が慢性的な人手不足構造にあることが読み取れます。
有効求人数は41814人で前月比0.8%減少し、有効求職者数は33089人で前月比1.0%減少しました。求人数と求職者数の双方が減少している点から、労働市場全体が縮小しているようにも見えますが、実態としては職種や雇用形態ごとの需給バランスの偏りがより鮮明になっています。中小企業の採用担当者は、全体平均だけで判断せず、自社が属する職種の状況を丁寧に把握することが重要です。
2025年12月の新規求人数は13850人で、前年同月比0.7%減少しました。一方で新規求職者数は5997人となり、前年同月比で0.6%増加しています。求職者がわずかに増えているにもかかわらず、就職件数は1747件と前年同月比6.0%減少しており、採用が成立しにくくなっている現状がうかがえます。これは、求職者が複数の選択肢を持ち、より慎重に企業を選んでいることの表れとも言えます。
新規常用求職者の内訳を見ると、事業主都合による離職者が452人で前年同月比1.1%増加しています。自己都合離職者も1177人と前年同月比3.4%増加しており、在職者からの転職活動が減少する一方で、離職をきっかけとした求職活動が増えている点が特徴的です。この動きは、企業側の労働環境や経営状況が、これまで以上に求職者の行動に影響を与えている可能性を示しています。
年齢別では、45歳以上の求職者が全体の過半を占めており、若年層だけを対象とした採用では人材確保が難しい状況が続いています。中小企業の採用担当者にとっては、年齢やこれまでの職歴だけで候補者を判断するのではなく、自社で活躍できる可能性や適応力に目を向けることが、採用成功の鍵となります。業務内容を見直し、未経験者でも取り組める部分を切り出す工夫が求められます。
職業別に見ると、事務従事者では求職者数が求人数を上回っている一方で、それ以外の多くの職業では求人が求職者を上回っています。特に生産工程従事者や建設・採掘従事者、輸送・機械運転従事者では人手不足が顕著です。このような状況下では、条件面だけで他社と競争するのではなく、仕事内容の具体性や働きやすさを丁寧に伝えることが重要になります。
正社員の有効求人倍率は1.15倍となっており、正社員採用の競争が続いています。中小企業が大企業と同じ基準で人材を取り合うことは現実的ではありません。そのため、採用担当者は即戦力に過度にこだわるのではなく、入社後の育成を前提とした採用計画を立てる必要があります。教育体制やフォローの仕組みを明確にすることで、応募のハードルを下げることができます。
有効求人倍率1.26倍という数字は、採用が不可能であることを示すものではありません。むしろ、企業側がどれだけ誠実に情報を発信し、求職者の立場に立って採用活動を行っているかが問われる時代に入ったと考えるべきです。求人票の内容が抽象的であったり、実際の働き方が見えにくかったりすると、選ばれる可能性は低下します。
中小企業の採用担当者自身が現場を理解し、日々の業務や職場の雰囲気を具体的な言葉で伝えることは、求職者に安心感を与えます。これは、短期的な採用成果だけでなく、入社後の定着にもつながります。採用活動は単なる人員補充ではなく、企業の姿勢や価値観を伝える重要な機会であることを意識する必要があります。
2025年12月の長野県の有効求人倍率が示しているのは、慢性的な人手不足の中で、企業と求職者の信頼関係がこれまで以上に重視されている現状です。中小企業の採用担当者は、数字の背景を理解し、自社に合った人材と長期的な関係を築く視点で採用活動を進めることが、これからの時代に求められています。
この記事の要点
- 長野県2025年12月の有効求人倍率は1.26倍で高水準が続いている
- 求職者は複数の選択肢を持ち慎重に企業を選んでいる
- 離職者の増加は採用と定着の両面対策が必要であることを示している
- 年齢や経験にとらわれない柔軟な採用視点が重要である
- 中小企業は具体的で誠実な情報発信が採用成功につながる
⇒ 詳しくは長野労働局のWEBサイトへ


