2026年2月20日
労務・人事ニュース
京都府2025年12月有効求人倍率1.24倍が示す採用市場の変化
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最終更新: 2026年2月19日 01:04
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最終更新: 2026年2月19日 01:57
報道発表資料 京都府内の雇用失業情勢(令和7年12月分及び令和7年分)(京都労働局)
この記事の概要
2025年12月の京都府における有効求人倍率は1.24倍となり、前月から上昇しました。本記事では、この数値が示す京都府の雇用情勢を整理しながら、中小企業の採用担当者が有効求人倍率をどのように読み取り、採用活動に活かすべきかを詳しく解説します。求人と求職の動き、正社員採用の実態、地域や産業ごとの特徴を踏まえ、採用現場で実践できる考え方を丁寧に掘り下げます。
2025年12月の京都府における有効求人倍率は1.24倍となり、前月の1.22倍から0.02ポイント上昇しました。有効求人数は52949人で前月比1.2%増加し、有効求職者数は42730人で前月比0.3%減少しています。求人が増え、求職者が減少したことで倍率が上昇しており、企業側の採用意欲が一定程度維持されている一方で、求職者側は慎重な動きを見せていることが分かります。京都府内の雇用情勢は緩やかに持ち直しているものの、求人の動きには弱さも見られるとされており、採用環境は決して楽観できる状況ではありません。
中小企業の採用担当者が注目すべき点は、有効求人倍率1.24倍という数字が意味する立場の変化です。求職者1人に対して1件以上の求人が存在する状況では、企業は選ぶ側ではなく選ばれる側になっています。特に京都府は観光関連産業、医療・福祉、製造業など多様な産業構造を持っており、業種によって人材確保の難易度に大きな差があります。このような環境下では、従来と同じ採用手法では成果を上げにくくなっています。
新規求人倍率は2025年12月時点で2.31倍となり、前月と同水準でした。新規求人数は18184人で前月比0.6%減少し、新規求職者数も7867人で0.9%減少しています。新規求人倍率が高い水準を維持していることは、新たに人材を求める企業が多い一方で、求職者の動きが追いついていないことを示しています。採用担当者にとっては、求人を出せば応募が集まるという時代ではなくなっている現実を改めて認識する必要があります。
正社員の有効求人倍率は原数値で1.11倍となり、前年同月から0.01ポイント低下しました。正社員の有効求人数は24831人で、有効求人全体に占める割合は46.5%となっています。一方で、正社員を希望する有効求職者数は22391人で、有効求職者全体の56.5%を占めています。この数字からは、正社員として安定した雇用を求める人が多い一方で、企業側の正社員求人が十分に供給されていない状況が読み取れます。中小企業が即戦力のみを求め続けると、採用機会を逃す可能性が高まります。
地域別に見ると、京都府内でも雇用環境には差があります。2025年12月時点で、伏見や福知山、峰山などでは有効求人倍率が1.5倍を超える一方、京都田辺では1倍を下回っています。同じ府内であっても、地域によって採用の難しさは大きく異なります。中小企業の採用担当者は、自社の立地や通勤圏を前提に、どの地域から人材を確保できるのかを現実的に考える必要があります。
産業別では、製造業が前年同月比で増加しており、特に電子部品や機械関連の求人が堅調です。一方で、卸売業・小売業や宿泊業・飲食サービス業では減少が見られます。観光需要の回復が期待される京都府においても、労働条件や働き方の改善が進まなければ、人材確保は難しいままです。採用担当者は、業界全体の動向を理解したうえで、自社の魅力をどのように伝えるかを考える必要があります。
求職者の動きを見ると、在職中に転職を検討する人や無業者が一定数存在しており、求職者はより良い条件や将来性を重視しています。このような環境では、給与や休日だけでなく、仕事内容の具体性や成長の見通し、職場の雰囲気を丁寧に伝えることが重要です。採用担当者自身が現場を理解し、言葉にして伝える姿勢が、応募の質と定着率を左右します。
有効求人倍率1.24倍という数字は、採用が不可能であることを示すものではありません。しかし、採用活動の質がこれまで以上に問われる時代に入っていることは確かです。中小企業の採用担当者は、有効求人倍率という客観的な指標を起点に、自社がどのような人材を必要とし、どのような関係を築きたいのかを明確にしたうえで、採用活動を進めることが求められています。
この記事の要点
- 2025年12月の京都府有効求人倍率は1.24倍で前月から上昇した
- 求人は増加し求職者は減少しており企業は選ばれる立場にある
- 正社員希望者は多いが正社員求人は十分とは言えない
- 地域や産業によって採用環境に大きな差がある
- 採用担当者による具体的で誠実な情報発信が採用成功の鍵となる
⇒ 詳しくは京都労働局のWEBサイトへ


