2026年3月4日
労務・人事ニュース
2026年7月1日施行予定の宮崎県宮崎市宿泊税1人1泊200円、平年度約5.6億円見込み
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宮崎県宮崎市「宿泊税」の新設(総務省)
この記事の概要
2026年2月13日、宮崎県宮崎市が新たに導入する宿泊税について同意がなされた。税額は1人1泊につき200円の定額制で、2026年7月1日の施行が予定されている。観光地としての魅力向上や受入環境の充実、観光資源の磨き上げなどに活用される方針が示された。
2026年2月13日付で、宮崎県宮崎市が協議していた法定外目的税である宿泊税の新設について同意がなされたことが公表された。観光振興を目的とした独自財源の確保策として制度化され、地域の実情に即した観光政策を推進する基盤となる。
課税対象は、宮崎市内に所在する宿泊施設での宿泊行為である。具体的には、旅館業法の許可を受けて営業する旅館やホテル、簡易宿所に加え、住宅宿泊事業法に基づく届出を行った住宅宿泊事業に係る住宅が含まれる。多様化する宿泊形態に対応した設計となっている。
課税標準は対象施設における宿泊数とされ、税額は1人1泊につき200円の定額制である。宿泊料金に応じた割合ではなく一定額とすることで、利用者にとって分かりやすい仕組みが採用された。納税義務者は宿泊者であり、徴収は特別徴収の方法により行われる。
税収の使途は明確に示されている。観光地としての魅力的なまちづくりを進めるとともに、旅行者の受入環境の充実、観光資源の磨き上げ、国内外への誘客促進、そのほか観光振興施策に要する費用に充てられる。観光の質の向上と持続的な発展を目指す内容である。
平年度の収入見込額は約5.6億円とされている。一方で、徴税費用見込額は平年度で約0.1億円と見込まれている。収入規模と必要経費の双方を具体的に示すことで、制度の透明性を確保し、住民や事業者への説明責任を果たす姿勢が示されている。
今回の制度では課税免除は設けられていない。修学旅行などに対する特例はなく、すべての宿泊者が対象となる。免除規定を設けないことで制度を簡素化し、徴収や管理の実務を明確にする設計となっている。
制度導入までの経緯としては、2025年9月18日に市議会で条例案が可決され、2025年9月19日に協議が行われた。その後、2026年2月13日に同意がなされている。条例の施行は2026年7月1日が予定されており、比較的短期間での開始となる。
また、課税を行う期間については、条例施行後3年を目途に見直しを行う規定が設けられている。その後は5年を目途に見直しを行うこととされている。制度の効果や影響を検証しながら、必要に応じて改善を図る仕組みが組み込まれている。
宿泊税は観光地にとって安定した財源を確保する手段である一方、宿泊者に新たな負担を求める制度でもある。そのため、1人1泊200円という明確な税額設定や約5.6億円の収入見込みなど、具体的な数値を示すことが理解促進につながる。制度内容は事実関係に基づき整理されている。
2026年7月1日の施行に向けて、宮崎市では徴収体制や周知活動の準備が進められることになる。約5.6億円規模の財源が、観光資源の磨き上げや受入環境の充実にどのように活用されるのかが今後の焦点となる。地域の魅力向上と観光振興を支える制度としての役割が期待される。
この記事の要点
- 2026年2月13日に宮崎県宮崎市の宿泊税新設に同意がなされた
- 税額は1人1泊につき200円の定額制
- 平年度の収入見込額は約5.6億円で徴税費用は約0.1億円
- 課税免除は設けられていない
- 2026年7月1日の施行予定で3年後とその後5年ごとに見直し規定がある
⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ


