2026年3月5日
労務・人事ニュース
3万8,017人調査で起業家32.2%が費用ゼロ、黒字基調72.6%の実態
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起業家の3割以上、パートタイム起業家の半数以上が費用をかけずに起業(日本公庫)
この記事の概要
2026年2月10日、2025年11月に実施された「起業と起業意識に関する調査」の結果が公表された。起業家の32.2%、パートタイム起業家の53.2%が費用をかけずに起業しており、7割以上が黒字基調と回答した。また、起業関心層の57.3%が将来的な起業意向を示している。
2026年2月10日、「2025年度起業と起業意識に関する調査」の結果が公表された。本調査は、2025年11月時点で全国の18歳から69歳までの3万8,017人を対象にインターネットで実施されたもので、起業家だけでなく、まだ起業していない人や、自ら事業を始めているが事業経営者との認識を持たない人も含めて分析している点が特徴である。
本調査では、現在経営している事業に充てる時間が週35時間以上の人を「起業家」、35時間未満の人を「パートタイム起業家」と定義している。働く時間の違いに着目することで、起業の実態をより具体的に把握しようとする構成となっている。
起業費用について見ると、起業家では「費用はかからなかった」と回答した割合が32.2%で最も高く、「50万円未満」も29.4%に上った。パートタイム起業家では「費用はかからなかった」が53.2%と半数を超え、「50万円未満」も36.8%を占めている。初期費用を抑えた起業が一定の広がりを見せている実態が示された。
現在の月商については、「50万円未満」の割合がパートタイム起業家で91.5%と大半を占め、起業家でも68.3%と高い水準であった。売上規模は比較的小さいケースが多いものの、採算状況については前向きな結果が出ている。
現在の採算状況が「黒字基調」と回答した割合は、起業家で72.6%、パートタイム起業家で74.8%となり、いずれも「赤字基調」の割合である27.4%、25.2%を大きく上回った。小規模であっても安定した経営を実現している層が一定数存在することがうかがえる。
起業関心層に対して起業の予定を尋ねたところ、「10年以内に起業する」が17.8%、「いずれは起業したいが時期は未定」が39.5%となり、両者を合わせた「起業したい」は57.3%に達した。半数以上が将来的な起業意向を持っている結果である。
一方で、まだ起業していない理由としては、「自己資金が不足している」が48.4%で最も高かった。次いで「失敗したときのリスクが大きい」が29.1%、「ビジネスのアイデアが思いつかない」が29.0%と続く。資金面とリスク認識が起業実行の壁となっている現状が明らかになった。
本調査は、起業の実態と意識を幅広く把握することで、今後の政策検討や支援策の基礎資料となることが期待される。費用をかけずに始める起業の広がりや、黒字基調の割合の高さ、そして潜在的な起業意向の大きさは、日本における起業環境の変化を示す重要な指標といえる。
この記事の要点
- 2026年2月10日に2025年度起業と起業意識に関する調査結果が公表された
- 調査は2025年11月に3万8,017人を対象に実施された
- 起業家の32.2%、パートタイム起業家の53.2%が費用をかけずに起業している
- 起業家72.6%、パートタイム起業家74.8%が黒字基調と回答した
- 起業関心層の57.3%が将来的に起業したいと回答している
⇒ 詳しくは日本政策金融公庫のWEBサイトへ


