2026年3月10日
労務・人事ニュース
2026年2月20日公表、2泊3日以上の滞在促進へ観光圏機能強化の方向性を示したとりまとめ
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最終更新: 2026年3月9日 10:10
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最終更新: 2026年3月9日 09:02
「観光圏の機能強化に係る有識者会議」のとりまとめを公表します~国内外旅行者の2泊3日以上の滞在促進に向けて~(観光庁)
2026年2月20日、観光庁は「観光圏の機能強化に係る有識者会議」のとりまとめを公表した。今回のとりまとめは、国内外旅行者の2泊3日以上の滞在を促進するため、観光圏の機能をどのように強化すべきかについて検討を重ねた結果を示すものである。滞在日数の延伸は、地域経済への波及効果を高める観点から重要な課題とされてきた。
観光圏は、平成20年に制定された観光圏整備法に基づき、自然や歴史、文化などにおいて密接な関係がある観光地を一体的な区域として捉え、相互連携により魅力と国際競争力を高める枠組みである。法律に基づく各種特例措置などを通じて、これまで観光圏の形成が支援されてきた。
近年はインバウンドの回復や拡大、国内交流の活性化が求められる中で、滞在型観光への転換が重要視されている。こうした状況を踏まえ、令和7年6月に有識者会議が設置され、制度面や運用面の課題を含め、観光圏の在り方について総合的な検討が進められた。
とりまとめでは、まずブランド化の重要性が指摘されている。観光地としての明確なブランドコンセプトを設定し、地域の特性をわかりやすく発信することが、2泊3日以上の滞在につながる基盤になると整理された。また、地域の幅広い関係者が連携する体制の構築が不可欠であると示されている。
さらに、具体的な対応策として、目標設定の明確化や魅力的なコンテンツの造成、受入環境の整備などの観点から現状と課題が整理された。観光圏ごとに戦略性を持った取り組みを推進し、国も必要な支援を行うことで、滞在型観光を強力に後押しする方向性が示されている。
観光圏の機能強化は、単に観光客数を増やすことを目的とするものではなく、滞在の質を高め、地域全体で価値を創出する取り組みと位置付けられている。2泊3日以上の滞在が一般化すれば、宿泊、飲食、体験型コンテンツなど多様な分野での消費拡大が見込まれる。
今回のとりまとめは、有識者会議での議論を踏まえ、今後の政策運営の方向性を示す指針である。観光圏整備法の枠組みを活用しつつ、ブランドコンセプトと連携体制を基礎とした持続可能な観光地づくりを進めることが求められている。
国内外旅行者の滞在日数の延伸は、地方誘客の促進や地域経済の安定的な発展にも直結する課題である。2026年2月20日に公表された今回のとりまとめは、観光圏の機能を再定義し、次の段階へと進めるための重要な節目となる。
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ


