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2026年3月16日

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2026年2月公表、2025年12月末時点で全国医療施設179,060施設・病床1,513,834床に減少、東京都624病院が最多の動態調査結果

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医療施設動態調査(令和7(2025)年12月末概数)(厚労省)

2026年2月27日、政策統括部門の保健統計を担当する部署は、2025年12月末時点の医療施設動態調査の概数を公表した。本調査は全国の医療提供体制の現状を把握するため、毎月の施設数や病床数の増減を継続的に集計しているものであり、医療政策の基礎資料として活用されている。公的統計としての透明性と継続性を備えたデータである点において、信頼性の高い情報といえる。

公表資料によると、2025年12月末時点の全国の医療施設総数は179,060施設で、前月から148施設減少した。病床総数は1,513,834床となり、前月比で889床の減少となっている。医療提供体制は緩やかな縮小傾向にあり、特に病院と一般診療所での減少が目立つ結果となった。

病院の施設数は7,981施設で、前月より7施設減少した。病院の病床数は1,446,667床となり、前月から645床減少している。内訳をみると、精神病床は310,963床で227床減少し、一般病床は866,427床で281床減少した。一方で感染症病床は1,952床となり、1床増加している。療養病床は264,026床で、前月より138床減少した。

一般診療所は105,604施設で、前月比79施設の減少となった。病床数は67,107床で、244床減少している。有床診療所は5,117施設で14施設減少し、無床診療所も100,487施設で65施設減少した。療養病床を有する一般診療所は373施設で、前月から4施設減少している。地域医療を支える診療所の数が減少傾向にある点は、今後の医療提供体制を考える上で重要な指標となる。

歯科診療所は65,475施設で、前月から62施設減少した。歯科診療所の病床数は60床で、前月から増減はなかった。歯科分野でも施設数の減少が続いており、地域ごとの偏在状況を注視する必要がある。

都道府県別の状況を見ると、病院数が最も多いのは東京都で624施設、次いで大阪府が500施設、福岡県が440施設となっている。病床数では東京都が123,331床と最多で、大阪府は101,545床、神奈川県は72,148床となった。人口規模の大きい都市部に医療資源が集中している構図が、数字からも読み取れる。

一方、療養病床を有する病院は全国で3,275施設となっている。高齢化の進展に伴い、慢性期医療への対応は重要性を増しているが、療養病床数は減少傾向にある。医療と介護の連携体制の整備が求められる中で、病床機能の見直しが進んでいることが背景にあると考えられる。

一般診療所数が多いのは東京都で15,447施設、次いで神奈川県が7,308施設、愛知県が5,787施設となっている。地域医療の第一線を担う診療所の動向は、住民の医療アクセスに直結する。都市部では一定の施設数が維持されているものの、地方では減少が続いている地域もある。

今回の調査結果は2025年12月末時点の概数であり、今後確定値として整理される予定である。毎月公表される動態データは、医療政策の検討や地域医療構想の見直しに活用される基礎資料となる。医療機関の開設や廃止の動きは地域社会に直結するため、継続的な情報公開が重要である。

医療を取り巻く環境は人口構造の変化や医療従事者の確保状況など多様な要因に影響を受ける。今回示された施設数と病床数の減少傾向は、医療提供体制の再編が着実に進んでいる現状を映し出している。信頼できる公的統計に基づき現状を正確に把握することが、今後の持続可能な医療体制の構築に不可欠といえる。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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