2026年3月18日
労務・人事ニュース
令和8年1月末で民間在庫321万玄米トンに拡大、前年同月比92万玄米トン増と集荷256.4万玄米トンの積み上がりが示す米穀流通
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令和8年1月の米穀流通の動向(集荷、販売、民間在庫)(農水省)
農林水産省は令和8年2月27日、令和8年1月末時点における米穀流通の最新動向を公表しました。今回取りまとめられたのは、令和7年産米の産地別集荷・販売状況、民間在庫の推移、そして令和8年1月における米穀販売事業者の販売数量と販売価格の動向です。生産から流通、販売までの状況を総合的に示す内容となっています。
まず、令和7年産米の集荷状況を見ると、令和8年1月末現在の全国の集荷数量は256.4万玄米トンとなりました。これは前年同月と比べて36.5万玄米トンの増加です。前年を大きく上回る水準で推移していることがわかります。需要動向を踏まえた集荷が進む中で、数量面では積み上がりが確認できる状況です。
契約数量は213.5万玄米トンで、前年同月差は13.0万玄米トンの増加となりました。一方で販売数量は63.3万玄米トンとなり、前年同月と比べると14.5万玄米トン減少しています。集荷や契約が前年を上回る一方、販売数量が前年を下回っている点は、足元の需給バランスを読み解く上で重要なポイントといえます。
次に民間在庫の状況です。令和8年1月末現在の全国の民間在庫は、出荷段階と販売段階を合わせて321万玄米トンとなりました。前年同月差では92万玄米トンの増加です。前年に比べて在庫水準が大きく積み上がっていることが明らかになりました。
内訳を見ると、出荷段階での在庫は251万玄米トンで、前年同月より71万玄米トン増加しています。販売段階では71万玄米トンとなり、前年同月差は21万玄米トンの増加です。流通の各段階で在庫が増えている構図が確認できます。なお、この在庫数量には売り渡された政府備蓄米0.1万玄米トンが含まれています。
販売現場の動向として、令和8年1月の精米販売数量指数は前年同月比88.7%となりました。小売事業者向けは87.4%、中食・外食事業者等向けは90.0%です。いずれの区分でも前年を下回る結果となっており、販売数量の面では弱い動きが続いていることが示されています。
一方で販売価格指数は上昇しています。令和8年1月の小売事業者向け販売価格は前年同月比124.5%となり、中食・外食事業者等向けでは150.3%と大きく上昇しました。数量が減少する中で価格が上昇している状況は、需給やコスト構造の変化を背景にしている可能性がありますが、今回の公表内容はあくまで指数の事実を示すものです。
平成30年産以降の米政策見直しでは、生産者や流通事業者が需要に応じた経営判断を行える環境整備が進められてきました。その一環として、平成26年3月からは需給や価格、販売進捗、在庫情報などがより詳細に公表されています。今回のデータも、こうした継続的な情報提供の枠組みの中で示されたものです。
集荷が前年を上回り、民間在庫が321万玄米トンまで積み上がる一方で、販売数量指数は88.7%にとどまっています。さらに販売価格指数は小売向けで124.5%、中食・外食向けで150.3%という結果です。これらの数字はそれぞれ単独で見るのではなく、流通全体の動きとして総合的に把握することが求められます。
米は国民の主食であり、その需給や価格動向は生活や事業活動に直結します。公的機関が毎月継続的に公表するデータは、流通関係者だけでなく、食品関連産業や外食産業など幅広い分野にとって重要な基礎情報です。正確な数値に基づいて現状を把握することが、今後の判断材料となります。
今回公表された令和8年1月末時点のデータは速報値であり、今後の推移を継続して確認することが重要です。集荷、契約、販売、在庫、価格という複数の側面から現状を丁寧に読み解くことで、米穀流通の実態をより立体的に理解することができます。公表資料に基づく客観的な数値は、信頼性の高い判断の土台となります。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ


