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2026年3月30日

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2026年3月発表、輸入小麦の政府売渡価格が62,520円に改定へ 2026年4月期は前期61,010円から2.5%引き上げ

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輸入小麦の政府売渡価格の改定について(農水省)

農林水産省は2026年3月11日、輸入小麦の政府売渡価格について2026年4月期の価格を決定したと発表した。今回の改定は、「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(1994年法律第113号)第42条第2項」に基づき、政府が輸入した小麦を製粉会社などへ売り渡す際の基準価格を見直すものとなる。日本ではパンや麺類、菓子など多くの食品に輸入小麦が使用されており、政府売渡価格の改定は食品関連産業や消費者生活にも影響を与える重要な指標として注目されている。

今回決定された2026年4月期の政府売渡価格は、直近6か月間の平均買付価格を基に算定された。対象となるのは主に製粉用途として利用される5銘柄の輸入小麦で、これらを加重平均した税込価格は1トン当たり62,520円となった。前期にあたる2025年10月期の価格は61,010円であったため、今回の改定では2.5%の引き上げとなる。

政府売渡価格は、政府が海外から購入した小麦の価格や為替などの要因を反映して定期的に見直されている。今回の改定も、直近6か月間の平均的な買付価格を基準として算定されており、輸入小麦の調達コストの変化が反映された結果となる。こうした仕組みによって、国内で流通する小麦の価格は国際市場の動向を一定程度反映する形となっている。

今回の加重平均価格の算定には、パンや麺類、菓子など用途ごとに利用される代表的な5銘柄の輸入小麦が含まれている。カナダ産のウェスタン・レッド・スプリングは主にパン用として使用される銘柄であり、高い製パン適性を持つ小麦として知られている。また、アメリカ産のダーク・ノーザン・スプリングはパンや中華麺など幅広い用途に利用されている。

さらに、アメリカ産のハード・レッド・ウィンターもパンや中華麺向けとして利用される主要な小麦の1つであり、日本の製粉業界にとって重要な原料となっている。オーストラリア産のスタンダード・ホワイトは主に日本麺の製造に使われる小麦として広く流通しているほか、アメリカ産のウェスタン・ホワイトは菓子用途などで利用される小麦として位置づけられている。

これら5銘柄は日本の小麦需要を支える代表的な輸入銘柄として政府が一括して調達しており、その平均価格が政府売渡価格として設定される。今回の改定により、2026年4月以降に政府から売り渡される輸入小麦の基準価格は62,520円/トンとなる。

なお、アメリカ、カナダ、オーストラリア産の小麦については、日米貿易協定およびTPP11協定の内容に基づき、政府が上乗せするマークアップの引き下げ措置が適用されている。これにより、輸入小麦の価格形成には国際的な貿易協定の影響も反映されている。

政府売渡価格は日本の食品産業における重要な価格指標の1つであり、パンや麺類、菓子などの原材料コストに関わる要素となる。2026年4月期の価格は前期と比較して2.5%の引き上げとなったが、今後も国際市場の価格動向や為替の変化などを踏まえながら、定期的に見直しが行われていくことになる。

輸入小麦は日本の食料供給の中でも大きな役割を担っており、政府による価格決定は安定的な供給体制を維持するための仕組みとして運用されている。今回の改定は2026年4月以降に適用される予定で、国内の製粉業界や食品関連分野における原料調達の基準として活用される見込みである。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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