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2026年3月30日

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2026年3月11日発表、持続可能な航空燃料の原料5種類がCORSIAに登録 廃食用油以外の原料拡大へ

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新たなSAF原料が日本の提案によりICAOのCORSIAに登録されました ~SAF原料の多様化に向けて~(国交省)

2026年3月11日、航空分野の脱炭素化を進める取り組みの一環として、持続可能な航空燃料の原料に関する新たな動きが公表された。国土交通省航空局の提案により、国際民間航空分野での温室効果ガス排出削減制度において、新たな原料が登録されたことが明らかになった。今回登録されたのは5種類の原料であり、航空燃料の原料の選択肢を広げる取り組みとして位置づけられている。

国際民間航空機関が運用する制度であるCORSIAは、国際航空分野における二酸化炭素排出量の削減を目的とした枠組みである。この制度では、航空会社などが排出量削減のための取り組みを進める際、持続可能な航空燃料の利用が重要な要素となっている。持続可能な航空燃料は、従来の化石燃料と比べて環境負荷を抑えることが期待されており、航空分野の脱炭素化に向けた重要な技術として注目されている。

一方で、持続可能な航空燃料の供給量を拡大するためには、原料の確保が大きな課題となっている。現在、主要な原料として広く利用されているのは廃食用油であるが、この原料だけでは将来的に必要とされる燃料量を十分に供給することが難しいとされている。そのため、さまざまな種類の原料を活用できるようにすることが重要な課題とされてきた。

こうした背景のもと、航空局では持続可能な航空燃料の導入を促進するための取り組みを進めている。その一環として、官民で構成される協議体のもとに設置されたSAF認証タスクグループにおいて、原料の拡大に向けたパイロット事業が実施されてきた。この事業では、日本の事業者と連携しながら、新たに利用可能となる原料について国際民間航空機関に対して提案が行われている。

2026年度の取り組みの成果として、航空局が提案した5種類の原料が国際制度において正式に登録された。今回登録されたのは、ココナッツテスタ、乾燥ココナッツパルプ、パンガシウス加工くず、産業廃棄物の生物起源分、建築および解体廃棄物の生物起源分である。これらの原料が登録されたことにより、持続可能な航空燃料の製造に利用できる資源の幅が広がることになる。

ココナッツテスタと乾燥ココナッツパルプについては、食品製造の過程で発生する加工残渣を原料として活用できるようになった点が特徴となっている。これまで廃棄物として扱われることもあった素材を燃料原料として活用することで、資源の有効利用にもつながる可能性がある。

また、パンガシウス加工くずは、これまで持続可能な航空燃料の原料として注目されていなかった素材である。今回の登録により、このような未活用資源を燃料原料として活用できる可能性が広がったことになる。新たな原料の追加は、燃料製造の選択肢を広げる取り組みとして重要な意味を持つ。

さらに、産業廃棄物や建築・解体廃棄物のうち生物由来の部分についても原料として登録された。これらは国内でも一定量の確保が見込まれる資源であり、持続可能な航空燃料の安定供給を支える可能性がある原料とされている。量的なポテンシャルを持つ資源を活用できるようになったことは、原料確保の面でも大きな意義を持つ。

今回の登録により、持続可能な航空燃料の製造に利用できる原料の多様化が進み、日本国内での生産拡大や安定供給に寄与することが期待されている。航空分野における脱炭素化は国際的な課題となっており、持続可能な航空燃料の普及はその実現に向けた重要な取り組みとされている。

航空局では今後も国際民間航空機関における制度の枠組みの中で、新たな原料の登録に取り組む方針としている。原料の多様化を進めることで、持続可能な航空燃料の供給基盤を強化し、日本および世界における航空分野の脱炭素化に貢献していく考えである。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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