2025年1月27日
労務・人事ニュース
公共交通機関での痴漢被害を防ぐために私たちができることと政府の取り組み 全国共通番号#8891(はやくワンストップ)」
痴漢は重大な犯罪です!(内閣府)
痴漢は決して軽視されるべきではない重大な犯罪であり、被害者の心身に深刻な影響を与える行為です。内閣府は、痴漢を根絶するための取り組みを強化しており、被害者支援と同時に社会全体の意識改革を目指しています。
内閣府が実施した調査によると、痴漢の被害に初めて遭う年齢として「16~19歳」が最も多く、特に若年層が被害に遭いやすいことがわかりました。また、被害場所は「電車内」が最も多く、公共交通機関での被害が顕著です。しかし、多くの被害者はその深刻さを社会全体が軽視していると感じていることも報告されています。
被害を防ぐためには、社会全体で協力し、被害に遭った際の具体的な対策を知ることが重要です。被害者が声を上げやすい環境を整えるとともに、周囲の人々が助け合いの意識を持つことが必要です。被害者は周りに助けを求めたり、防犯アプリを活用したりすることで安全を確保し、可能であれば警察に通報してください。目撃者も、被害者に声をかけたり、駅員や警察に知らせたりすることで、被害の拡大を防ぐ一助となります。
さらに、政府は受験生が痴漢被害に遭った際の受験機会の確保にも配慮しています。大学入学共通テストでは、試験当日に痴漢被害に遭った場合、追試験の対象として柔軟な対応が取られます。この場合、速やかに問合せ先の大学に連絡することが推奨されています。
痴漢の被害を受けたり目撃した場合は、迷わず警察に通報することが重要です。こうした行動が犯人の検挙や再発防止につながります。また、性犯罪や性暴力の被害者を支援する「全国共通番号#8891(はやくワンストップ)」に相談することで、必要なサポートを受けられます。
痴漢は社会全体で解決すべき問題であり、あなたの行動が救いの手となる可能性があります。ひとりで悩まず、被害にあった際や目撃した際は、周囲に助けを求め、適切な機関に相談してください。
⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ