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2026年6月15日

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富山県が防災設備導入に最大520万円補助 申請は2026年8月4日まで

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令和8年度「富山県小規模事業者事業継続力強化補助金」

富山県は、自然災害への備えを強化する県内小規模事業者を支援するため、「令和8年度富山県小規模事業者事業継続力強化補助金」の公募を2026年5月20日から開始しました。近年は全国各地で地震や豪雨、台風などの自然災害が頻発しており、中小企業や小規模事業者にとっても事業継続対策の重要性が高まっています。今回の補助制度は、災害時における事業停止リスクを軽減し、地域経済の安定につなげることを目的として実施されます。

特に近年は、災害発生による停電や浸水、設備故障などが企業活動に大きな影響を与えるケースが増えています。小規模事業者では大企業と比べて災害対応の体制整備が難しい場合も多く、事前対策の有無が事業継続を左右する状況となっています。富山県はこうした背景を踏まえ、防災・減災に向けた設備導入や計画策定を支援することで、地域企業の強靱化を後押しする考えです。

今回の補助金は、県内に主たる事業所を有する小規模事業者が対象です。商業やサービス業では常時使用する従業員数が5人以下、宿泊業や娯楽業、製造業などでは20人以下の事業者が対象となります。単独申請だけでなく、複数事業者による共同申請も認められている点が特徴です。

補助事業は「計画策定枠」と「計画実行枠」の2種類に分かれています。計画策定枠では、事業継続力強化計画の作成に必要な専門家派遣費用などが対象です。専門家への謝金や旅費、従業員の研修参加に伴う旅費などが補助対象となっています。なお、専門家は認定経営革新等支援機関に限られます。

一方、計画実行枠では、事業継続力強化計画に基づく設備導入や訓練実施費用などが対象です。無停電電源装置や蓄電システム、自家発電装置、免震・制震装置、防水シャッター、止水板、排水ポンプ、小型除雪機など、防災・減災に資する設備導入が支援されます。加えて、訓練実施に必要な会場使用料や講師謝金、研修費、印刷製本費なども対象経費に含まれています。

富山県は豪雪や水害リスクも抱える地域であることから、防災設備への備えは企業経営において重要なテーマとなっています。特に近年は、停電対策として蓄電池や自家発電設備への関心が高まっており、災害時の業務継続体制構築を急ぐ企業も増えています。今回の補助制度は、こうした設備投資の負担軽減につながる支援策として注目されています。

補助率は原則3分の2以内となっており、地震対策に係る事業については4分の3以内まで引き上げられます。例えば、耐震や制震設備の導入を進める場合には、より高い補助率が適用される可能性があります。災害リスクへの対応を優先的に支援する制度設計となっている点も特徴です。

補助上限額については、単独申請の場合、計画策定枠が200,000円、計画実行枠が1,000,000円です。共同申請の場合は、計画実行枠で1事業者あたり1,000,000円を加算でき、最大5,000,000円まで拡大されます。さらに、計画策定枠と実行枠を併用する場合の上限額は5,200,000円となっています。

共同申請制度を活用することで、商店街や地域企業グループによる防災対策も進めやすくなります。災害発生時には個社単位だけでなく、地域全体での事業継続体制が重要になるため、複数事業者による連携型の防災投資は今後さらに関心が高まりそうです。

ただし、補助対象外となる経費もあります。パソコンや非常食など汎用性が高いものや、消防法・建築基準法で設置義務がある設備は対象外です。また、他の補助金を利用した事業や、交付決定前に実施した事業も補助対象には含まれません。申請前には対象要件を十分に確認する必要があります。

補助対象期間は交付決定日から2027年1月31日までとなっており、その期間内に事業完了と支払いを済ませる必要があります。計画策定枠の公募期間は2026年5月20日から2026年12月4日まで、計画実行枠は2026年8月4日までとなっています。実行枠は比較的締切が早いため、設備導入を検討している事業者は早めの準備が求められます。

申請については、最寄りの商工会議所または商工会を通じて行います。会員・非会員を問わず利用可能となっており、地域の支援機関による相談体制も整えられています。事業継続力強化計画の策定経験がない事業者にとっても、専門家の支援を受けながら申請を進めやすい環境が用意されています。

近年は、災害対策が企業の信用力や取引継続性にも影響する時代になっています。BCP対策や防災設備導入を進めることで、取引先や顧客からの信頼向上につながるケースも増えています。特に小規模事業者では、災害発生後の早期復旧体制を整備しておくことが経営安定化の重要な要素となっています。

富山県の今回の補助制度は、設備導入支援にとどまらず、地域経済全体の災害対応力向上を目指す取り組みとして位置づけられています。防災・減災対策を進めたい小規模事業者にとって、事業継続力を強化する実践的な支援制度として活用が期待されます。

補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。

⇒ 詳しくは富山県のWEBサイトへ

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