2025年1月20日
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2025年5月ハレー彗星由来のみずがめ座η流星群が極大!夜空の絶景を最大限に楽しむ方法
みずがめ座η(エータ)流星群が極大(2025年5月)(国立天文台)
2025年5月、みずがめ座η(エータ)流星群がその美しい光のショーを見せる季節がやってきます。この流星群は、毎年5月上旬に活動し、特に南半球で多くの流星が観察できることで知られています。日本でも観測は可能ですが、放射点の位置が低いため、南半球ほどの壮大な光景とはなりません。それでも、今年は月明かりの影響が少なく、好条件で観察できる絶好のチャンスとなっています。
みずがめ座η流星群は、10月のオリオン座流星群と同じく、ハレー彗星を母天体とすることで注目されています。今年の極大は5月6日12時頃と予想されていますが、この時間は日本では昼間にあたるため、直接の観測はできません。それでも、この流星群は活動期間が比較的長く、5月3日から9日頃まで流星が見られるため、特に6日と7日の夜明け前が観察のピークになると考えられています。
観察に最適な時間帯は、夜明け前の1時間半程度です。最も流星が見られるとされるのは6日と7日の午前3時頃。空の暗い場所では、1時間あたり5〜10個程度の流星が見られるでしょう。ただし、街明かりの多い場所ではその数が大幅に減る可能性がありますので、観察はできるだけ暗い場所で行うのがおすすめです。
流星は放射点を中心に放射状に出現しますが、空全体に広がるため、特定の一点だけを見つめる必要はありません。広い範囲を見渡しながら観察することで、より多くの流星を見つけることができます。また、放射点が低い位置にあるため、経路の長い流星が目立ちやすい点にも注目してみましょう。
観察時には、目が暗さに慣れるまで少なくとも15分ほどは目を慣らすことが大切です。また、地面にレジャーシートを敷いて横になるか、リクライニングチェアを使用することで、快適な姿勢で観察が楽しめます。ただし、夜明け前は冷え込むことが多いため、防寒対策をしっかり行いましょう。観察中は安全面にも十分配慮し、マナーを守って行動してください。
今年のみずがめ座η流星群は、天候に恵まれれば絶好の観測条件が期待できます。忙しい日常を少し離れ、広い夜空を眺めながら静かなひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。流れ星が運ぶ一瞬の輝きに心を躍らせながら、素敵な時間をお過ごしください。