2025年5月28日
労務・人事ニュース
5月30・31日開催、福島復興支援フェアで紹介される“ふくしま常磐もの”の実力と企業価値
- 「夜勤なし」/准看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年6月16日 22:31
- 「ブランクOK」/正看護師/クリニック
最終更新: 2025年6月16日 22:31
- 「車通勤OK」/准看護師・正看護師/クリニック
最終更新: 2025年6月16日 22:31
- 「時短勤務可」/正看護師/病院/駅から近くて通いやすい
最終更新: 2025年6月16日 22:31
名鉄百貨店で2日間開催、10時から20時まで味わえる「ふくしま水産物フェア」の地域連携モデル
2025年5月30日と31日の両日、名古屋商工会議所の主催により、福島県産の新鮮な水産物を紹介・販売する「ふくしま水産物フェア」が開催されます。会場は名鉄百貨店本店メンズ館の地下1階にある魚力名古屋名鉄本店で、各日午前10時から午後8時まで開催され、用意された商品が売り切れ次第終了となります。このフェアは福島県の復興支援を目的として企画されており、福島で水揚げされた新鮮な鮮魚や、水産加工品など、安全性と品質にこだわった商品が多数販売される予定です。
福島県沖の海域は、黒潮という暖かい海流と親潮という冷たい海流が交わる日本有数の豊かな漁場です。この海域では、一年を通じて多くの種類の魚が水揚げされており、それらの魚は「ふくしま常磐もの」というブランド名で市場に出回り、高い評価を得ています。フェアでは、この「ふくしま常磐もの」を中心に据え、福島県の水産業の魅力と実力を名古屋の消費者に直接届けることを目的としています。
販売される品目には、福島沖で獲れた新鮮な魚介類はもちろんのこと、福島県内の企業が丹精込めて加工した水産加工品も含まれます。これらの商品は、仕入れ状況によって変更の可能性はありますが、どれも厳格な品質管理と検査を経て提供されるものばかりであり、「安心・安全で美味しい」という消費者のニーズに応える内容となっています。
今回の取り組みは、名古屋商工会議所に加えて、株式会社名鉄百貨店、株式会社魚力、そして福島県名古屋事務所の協力によって実現したものであり、それぞれが役割を果たすことでイベントの成功を目指しています。このような官民連携による地域支援イベントは、地域経済の活性化にも貢献するだけでなく、消費者の産地に対する理解と信頼の向上にもつながる意義深い取り組みです。
また、本フェアには単なる物販イベントを超えた意義があります。とりわけ、福島県が原発事故以降、長年にわたり取り組んできた風評被害の払拭や、安全性の徹底的な検証・開示という努力が、このような場で評価され、一般消費者との接点を持つことで、より深く理解されることが期待されています。
企業の採用担当者にとっても、このイベントは注目に値します。なぜなら、地域に根ざした産業や食文化、そしてそれを支える人々の取り組みを知ることは、人材の採用や定着に大きく関わってくるからです。地元に誇りを持つ若者や、地域との関係性を重視する人材を採用するうえで、地域の魅力を正しく伝える視点が必要不可欠です。このような地域振興型のイベントは、企業にとって「どのような社会貢献活動に関わっているか」「地域とどう連携しているか」を示す具体的な機会となり、自社の価値観や姿勢をアピールする上でも非常に有効です。
さらに、「食」は企業ブランディングの重要な要素にもなり得ます。社員食堂での地産地消の取り組みや、地域産品を用いた福利厚生施策など、企業内での具体的な展開にもつながる可能性を秘めています。福島の水産物という食のテーマを通じて、環境保全や地域経済への理解を深めることは、企業の持続可能性への姿勢を示す手段にもなり得るのです。
地域の資源と消費者、企業、行政を結びつけるこのようなイベントは、単なる販売促進を超えて、社会との関わり方そのものを見直す機会ともいえるでしょう。参加者の一人ひとりが、福島の今を知り、その魅力を実際に味わうことによって、地域再生の担い手としての意識を育んでいくことが求められています。
⇒ 詳しくは名古屋商工会議所のWEBサイトへ