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2025年9月12日

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令和7年 最大100万円を補助!和歌山市がAI・ロボット導入支援で中小企業のDXを加速

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令和7年 和歌山市デジタルツール導入支援補助金


この記事の概要

和歌山市では、地域内の中小企業のデジタル化を促進し、生産性向上を実現するため、IT・IoTツール、AI、ロボットの導入にかかる経費の一部を補助する制度を設けています。最大100万円の補助が受けられ、申請期間は令和7年8月25日から10月31日までとなっています。


和歌山市は、地域の経済基盤を支える中小企業者の経営力向上を目指し、「デジタルツール導入支援補助金」を令和7年8月25日より受付開始しました。この補助金は、IT・IoTツール、人工知能(AI)、ロボットの導入にかかる費用の一部を補助する制度であり、生産性の向上を目的としています。対象となるのは市内に事務所を有し、市税を完納している中小企業者で、令和6年度および令和7年度に同補助金を受けていないことが条件とされています。また、導入後5年以内に労働生産性が一定以上向上する見込みがあることも要件となっており、IT・IoTツール導入では2%以上、AIやロボット導入では5%以上の伸びが求められます。

補助対象経費には、ソフトウェアや機械器具の購入費、保守サービス費、外注や委託費、クラウド利用費、研修費などが含まれます。特に注目されるのは、AIおよびロボット導入においては最大100万円、IT・IoTツールの場合は最大40万円の補助が受けられる点です。補助率は経費の実支出額の2分の1となっており、企業の初期投資負担を軽減する内容となっています。

IT・IoTツールの例としては、予約管理や販売管理、財務会計、顧客管理、人事給与などの機能を備えたソフトウェアが該当し、販売実績のある和歌山市内の企業が提供するものである必要があります。AIに関しては、推論や回答などの機能を有し、大量データを活用するシステムであり、ロボットにおいてはセンサーや制御系を備え、生産性向上に資する装置が対象とされています。各種費用は導入後6か月分までが対象で、年度末までに使用される経費に限られるため、計画的な導入が必要です。

申請の際には所定の申請書に加え、補助対象経費に関する書類の提出が必要で、書類は和歌山市の産業政策課で配布または公式ウェブサイトからダウンロード可能です。申請受付は令和7年10月31日までで、プレゼンテーションは不要ですが、書類による審査において事業の必要性や導入内容の妥当性、生産性向上の見込みが評価されます。また、国からの補助金や他の自治体からの支援を受けた場合は対象外となる場合があるため、事前確認が推奨されています。

補助金の交付が決定された場合、事業完了後は実績報告書の提出が義務付けられており、報告書は補助金交付完了年度の翌年2月末までに提出しなければなりません。さらに、補助金の交付を受けた年度から5年間は帳簿や証拠資料の保管が求められ、市が内容確認を求めた場合には提示が必要です。また、消費税に関する処理についても明確にされており、仕入控除税額が確定した場合には、補助金の返還が求められるケースがあります。これは制度の透明性と公正性を確保するための措置であり、適切な運用が徹底されています。

今回の補助制度は、和歌山市内で事業を展開する企業にとって、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める絶好の機会です。特に中小企業ではデジタル投資に対するリスクが大きいため、公的支援を活用することで、導入のハードルを下げ、業務効率化や売上向上を図ることが可能になります。採用活動や業務体制の見直しにおいても、IT環境の整備は今や不可欠であり、将来的な成長戦略を考えるうえでも、この補助金の活用は大きな意義を持つでしょう。

この記事の要点

  • 和歌山市内の中小企業が対象で、IT・AI・ロボット導入に最大100万円補助
  • 補助率は実支出額の2分の1で、IT導入は最大40万円、AI・ロボットは最大100万円
  • 労働生産性の向上が申請条件で、IT導入は2%以上、AI・ロボット導入は5%以上の伸びが必要
  • 補助対象経費にはソフトウェアや機器の購入、保守、委託費、研修費などが含まれる
  • 申請期間は令和7年8月25日から10月31日まで
  • 補助金受給後は5年間の帳簿保存と実績報告が義務

⇒ 詳しくは和歌山市のWEBサイトへ

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