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2025年12月7日

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家庭で始める防災習慣、水2L×6本×4箱を備蓄するローリングストック術

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今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方(政府広報オンライン)

この記事の概要

政府広報オンラインは、災害時に備えた食品備蓄の重要性と、日常生活の中で無理なく続けられる「ローリングストック」方法を紹介した。災害時は物流が途絶し、食料や水が手に入りにくくなるため、最低3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されている。さらに、乳幼児や高齢者、アレルギーや持病のある人には2週間分の備蓄が望ましいとしている。


地震や台風、豪雨など、いつ発生するかわからない自然災害に備え、家庭での食品備蓄を整えることが強く呼びかけられている。大規模災害が起こると、電気・ガス・水道といったライフラインが停止し、道路の寸断によって物流が止まり、店舗の棚から食品が消える事態が想定される。そのため、災害直後に最低でも3日分、できれば1週間分の食料と水を備えておくことが重要とされる。

災害支援物資の到着までには時間を要するため、家庭内で備蓄しておくことが生活を支える鍵となる。普段と変わらない温かい食事をとることで、ストレスや不安を軽減し、体調を維持できるとされる。特に水は必需品であり、飲料用と調理用を合わせて1人あたり1日3リットルが目安とされている。大人2人で1週間を過ごすには、2リットル入りのペットボトルを6本×4箱用意するのが理想的である。

また、停電やガス停止に備え、カセットコンロとボンベを準備しておくことも必要である。1人あたり1週間で約6本のボンベが目安とされており、湯を沸かしたりレトルト食品を温める際に使用できる。温かい食事をとることは身体を温め、心の安定にもつながる。

食料の備蓄では、主菜・主食・副菜をバランスよく用意することが推奨されている。主菜にはツナやサバ、イワシ、コンビーフ、焼き鳥などの缶詰類、あるいは牛丼の素やカレーなどのレトルト食品を活用するとよい。大人2人分では、肉や魚の缶詰を18缶、レトルト食品を18個程度備えるのが目安とされる。主食には、米2kgを2袋、カップ麺6個、パックご飯6個、乾麺類を複数用意しておくと安心である。

副菜としては、日持ちする野菜や缶詰、ジュース、ドライフルーツなどを備蓄しておくと栄養バランスを保てる。災害時には野菜不足から体調を崩すことも多く、ビタミンや食物繊維の確保が欠かせない。さらに、砂糖や塩、しょうゆなどの調味料や、あめ・チョコレートなどの甘味類を用意しておくことで、心の安定にもつながるとされる。

食品備蓄は特別なことではなく、日常の中で実践できる「ローリングストック」方式が勧められている。これは、普段食べている食品を多めに買い置きし、古いものから消費して、使った分を買い足すサイクルを繰り返す方法である。ローリングストックを続けることで、常に新しい食料を確保でき、賞味期限切れのリスクも減らせる。この方法は、特別な準備を必要とせず、誰でも簡単に始められる防災対策である。

さらに、乳幼児や高齢者、持病やアレルギーのある人には、個別の備蓄が求められる。乳幼児には粉ミルクや液体ミルク、哺乳瓶、離乳食を用意し、普段からレトルト離乳食に慣れておくことが大切である。高齢者はレトルトのおかゆややわらかい食品、インスタント味噌汁などを備蓄し、体調に合わせて調整できるようにする必要がある。また、かむ力や飲み込む力が弱くなった人には、とろみ調整食品や介護食を準備しておくと良い。

持病を持つ人は、食事療法に合わせた食品を選び、塩分の多いレトルト食品や缶詰の取り扱いには注意が必要である。アレルギーのある人は、アレルゲンを含まない食品を確認し、アレルギー対応食品を少なくとも2週間分備えておくことが推奨されている。特に、アレルギー対応の粉ミルクやレトルト食品は災害時に入手が難しくなるため、平時から備蓄しておくことが重要である。

このような家庭での備蓄を進めるため、農林水産省では「災害時に備えた食品ストックガイド」を作成しており、家庭での実践的な備蓄方法や簡単レシピを紹介している。ローリングストックを通じて、災害時にも安心して過ごせる食の備えを整えることが、家庭防災の第一歩となる。

この記事の要点

  • 災害時に備え、最低3日分、できれば1週間分の食品備蓄が必要
  • 水は1人1日3リットルが目安、2人で2リットル×6本×4箱が推奨
  • カセットボンベは1人1週間で約6本必要
  • 主菜は缶詰18缶、レトルト食品18個を目安に備蓄
  • ローリングストックで日常的に備蓄を更新することが重要
  • 乳幼児、高齢者、アレルギーや持病のある人は2週間分を準備

⇒ 詳しくは政府広報オンラインのWEBサイトへ

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