2026年3月8日
労務・人事ニュース
令和8年2月18日発表、4月1日創設のえるぼしプラスと16枚の花びらに込めた15の理念とは
女性の健康支援に取り組む企業を認定する「えるぼしプラス」のデザインを決定しました(厚労省)
この記事の概要
令和8年2月18日、女性の健康支援に取り組む企業を認定する新制度「えるぼしプラス」および「プラチナえるぼしプラス」の認定マークのデザインが決定した。制度は4月1日から創設され、女性活躍推進法に基づく既存の認定に健康支援の基準を加えたものとなる。認定企業は新たなマークを活用でき、女性の健康に配慮する姿勢を社会に示すことが期待されている。
令和8年2月18日、女性の健康支援に積極的に取り組む企業を対象とする新たな認定制度「えるぼしプラス」および「プラチナえるぼしプラス」の認定マークのデザインが決定した。制度は本年4月1日から創設され、女性活躍推進法に基づく既存のえるぼし認定とプラチナえるぼし認定に、女性の健康支援に関する基準を追加した新しい枠組みとなる。
新たに決定した認定マークは、「PLUS」の表記を採用し、特に「S」の文字に象徴的な意味が込められている。明るい太陽やひまわりを想起させるデザインとし、太陽フレアや花びらが「S」を取り囲む構成によって、多様性や循環、支え合いといった価値観を表現している。
花びらやフレアは16枚で構成されており、いきいきと働く女性の「Smile」を中心に、15の理念を重ね合わせた意味が込められている。そこには、自らの力を発揮することや健康を大切にする姿勢、働きがいや達成、安定した就労環境といった個人の力に関する視点が含まれている。
あわせて、制度や支援体制が適切に機能する環境整備も重視されている。継続的な支援、安心して働ける環境、雇用や生活の保障、迅速な対応、誠実な姿勢など、職場として備えるべき要素が示されている点が特徴である。
さらに、組織文化と将来に向けた視点として、支え合いや情報共有、多様性が生む相乗効果、持続可能な働き方などが表現されている。個人と組織がともに前進する姿を象徴するデザインとなっており、女性の健康支援を企業文化として根付かせる意図が読み取れる。
「えるぼしプラス」および「プラチナえるぼしプラス」は、女性の活躍推進に関する取組が優良である企業を認定する既存制度に、女性の健康上の特性への配慮を評価基準として加えたものだ。認定を受けた企業は、広告やウェブサイトなどで新しいマークを使用できる。
女性の健康支援に関する認定基準は、段階にかかわらず共通している。女性の健康上の特性に配慮した休暇制度を設けることに加え、半日単位または時間単位の有給休暇取得、所定外労働の制限、時差出勤、フレックスタイム制、短時間勤務、在宅勤務のいずれかを導入していることが求められる。
さらに、健康上の特性への配慮に関する方針を示し、制度内容とともに労働者へ周知する措置を講じる必要がある。加えて、理解を深めるための研修などを実施し、相談に応じる担当者を選任した上で、その存在を労働者に周知する体制整備も認定の条件となっている。
これらの基準は、制度の形式的な整備にとどまらず、実際に機能しているかどうかを重視する内容である。女性の健康に配慮した職場環境を具体的な制度と運用の両面から評価する仕組みといえる。
4月1日から始まる新制度は、女性の活躍推進をさらに前進させるための取り組みの一環として位置付けられている。企業にとっては、健康支援に関する姿勢を明確に示す機会となり、働く人にとっては安心して能力を発揮できる環境整備の指標となる。
公的制度として創設される今回の認定は、客観的な基準に基づき評価される点に意義がある。女性の健康と就労の両立を支える取り組みが広がることで、多様な人材が活躍できる社会の実現につながることが期待される。
この記事の要点
- 令和8年2月18日に新認定マークのデザインが決定
- 4月1日から「えるぼしプラス」と「プラチナえるぼしプラス」を創設
- 既存のえるぼし認定に女性の健康支援基準を追加
- 認定基準は休暇制度や柔軟な働き方制度の整備などが共通要件
- 16枚の花びらでSmileと15の理念を表現したデザインを採用
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


