2026年3月18日
労務・人事ニュース
令和8年3月2日設立のSUWASHINまちづくりファンドが支援する長野県茅野市中心市街地と標高1200mから1800mの蓼科高原再生戦略
「長野県茅野市の中心市街地エリア」及び「蓼科・白樺高原レイクリゾートエリア」におけるまちの賑わいの向上に資するまちづくり事業を支援します! ~「SUWASHINまちづくりファンド」を設立! ~(国交省)
令和8年3月2日、国土交通分野を所管する行政機関の支援を受け、「SUWASHINまちづくりファンド有限責任事業組合」が設立されました。本ファンドは、一般財団法人民間都市開発推進機構を通じた支援のもとで組成されたもので、長野県茅野市の中心市街地エリアおよび蓼科・白樺高原レイクリゾートエリアにおける民間まちづくり事業を後押しすることを目的としています。
今回のファンド設立は、「まちづくりファンド支援事業(マネジメント型)」の一環として実施されたものです。地域の金融機関と連携しながら、民間主体のまちづくりを資金面から支援する仕組みであり、空き家や空き店舗の活用など具体的な事業の推進を図ります。公的支援と地域資金が連動する点に特徴があります。
対象となる長野県茅野市の中心市街地エリアは、縄文時代の集落遺跡である尖石遺跡や諏訪大社上社前宮などを有し、歴史文化資源が集積する地域です。これまで文化、政治、経済、交通の要衝として発展してきた経緯があり、商業機能や公共機能が集中しています。一方で、人口減少や高齢化の進行により、地域活力の維持が課題となっています。
もう一つの対象である蓼科・白樺高原レイクリゾートエリアは、蓼科山や八ヶ岳連峰の西麓に広がる標高1200mから1800mの高地に位置しています。蓼科湖、白樺湖、女神湖という3つの湖が点在し、豊かな自然環境と高い観光ポテンシャルを備えた地域です。観光資源に恵まれている一方で、地域の持続的な活性化に向けた取り組みが求められています。
本ファンドは、こうした地域特性を踏まえながら、空き家や空き店舗のリノベーションをはじめ、宿泊施設、交流施設、イベント施設、体験施設、貸しオフィスなどの整備および運営を行う民間まちづくり事業を支援します。既存ストックを活かした再生型の開発を通じて、まちの賑わい向上を目指す方針です。
人口減少や高齢化が進む中で、地域の歴史や自然といった固有の資源をどのように活かすかが重要な課題となっています。中心市街地では文化的資源を活用した新たな交流の創出が期待され、リゾートエリアでは自然環境を生かした体験型施設や滞在型施設の整備が想定されます。いずれのエリアでも、民間の創意工夫を引き出す資金支援が鍵となります。
今回のファンド設立は、地域の課題解決と資源活用を両立させるための具体的な仕組みとして位置付けられます。公的機関が支援の枠組みを整え、地域金融機関と連携することで、持続可能なまちづくりを推進する体制が整いました。単なる補助ではなく、民間事業の自立性を重視した支援である点も特徴です。
長野県茅野市の中心市街地エリアと蓼科・白樺高原レイクリゾートエリアという2つの異なる特性を持つ地域を対象に、同一のファンドで支援を行うことで、地域間の相乗効果も期待されます。歴史文化と高原リゾートという多様な魅力を活かしながら、空間の再生と新たな機能導入を進める取り組みが本格化します。
令和8年3月2日に設立されたSUWASHINまちづくりファンドは、地域資源を活かした民間主導の事業を支える新たな枠組みです。今後、具体的なリノベーションや施設整備が進むことで、両エリアの賑わい向上と地域活力の維持につながることが期待されます。公的支援と地域主体の取り組みが連携する本事業の動向が注目されます。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


