2026年3月18日
労務・人事ニュース
令和8年3月2日公開の地下空間治水事例集と令和8年1月改定の河川砂防技術基準第10節が示す新たな浸水対策
-
歯科衛生士/各種保険完備 風通しの良い職場 スキルアップ 福岡県を中/一般歯科 予防歯科 小児歯科 インプラント ホワイトニング・審美歯科
最終更新: 2026年3月17日 21:02
-
生保事務/保険サービス企業での生損保事務のお仕事/駅近/即日勤務可/生保事務/損保事務
最終更新: 2026年3月18日 01:08
-
製品の受発注などの営業事務
最終更新: 2026年3月17日 21:00
-
営業/大手電力会社での営業のお仕事/即日勤務可/シフト/営業/営業
最終更新: 2026年3月18日 01:08
地下空間を活用した治水施設事例集を公開します ~新たな治水対策による浸水被害軽減に向けて~(国交省)
令和8年3月2日、国土交通分野を所管する行政機関は、「浸水被害軽減に向けた地下空間を活用した治水施設事例集」を公開しました。近年の浸水被害の頻発を背景に、新たな治水対策として地下空間を活用する取り組みを具体化するため、先進的な事例を整理した資料です。河川管理の高度化と効率化を図るための実務的な参考資料として位置付けられています。
今回の事例集は、令和6年6月に取りまとめられた「浸水被害軽減に向けた地下空間活用のあり方」に関する提言を踏まえて作成されました。この提言は、令和5年3月に設置された勉強会において検討が重ねられた成果です。地下空間を活用した治水対策について、最新の技術的知見を集積し、今後の整備や維持管理に活かすことが目的とされています。
地下空間の活用にあたっては、河川の縦断方向の利用という視点が示されています。従来の河川整備に加え、地下部を効果的に使うことで、限られた都市空間の中でも治水機能を高めることが期待されています。また、他事業との連携を進めることや、河川区域以外の施設とのネットワーク化を図ることも重要な方向性として整理されています。
事例集では、全国で先進的に設計・整備された地下空間を活用した治水施設の事例が収集され、整理されています。実際の設計や整備の内容を踏まえた具体的な情報がまとめられており、今後同様の取り組みを検討する際の参考となる内容です。単なる概念の提示ではなく、実務に役立つ資料として公開されています。
浸水被害軽減に向けた地下空間の活用は、都市部を中心に土地利用が高度化する中で重要性を増しています。地上部の用地確保が難しい地域においても、地下空間を有効に活用することで治水機能を確保できる可能性があります。こうした取り組みは、効率的な整備と持続的な維持管理を両立させる観点からも注目されています。
また、施工や維持管理の観点を踏まえた基準類の充実も進められています。令和8年1月には、「河川砂防技術基準設計編第1章河川構造物の設計第10節トンネル構造による河川」が改定されました。トンネル構造による河川整備に関する設計基準が見直されたことで、地下空間を活用した治水施設の整備に関する技術的基盤が強化されています。
今回の事例集の公開は、提言の内容を具体化し、実務の現場で活用できる形に整理したものです。地下空間の縦断方向の活用や施設間ネットワークの形成といった考え方を実例とともに示すことで、各地域における検討の出発点となることが期待されています。公的機関が公表する資料として、信頼性の高い情報が提供されています。
浸水被害の軽減は、住民の安全確保や社会経済活動の安定に直結する重要課題です。地下空間を活用した治水対策は、従来の河川整備を補完し、都市のレジリエンス向上に寄与する取り組みといえます。令和8年3月2日に公開された事例集は、その具体的な方向性と実例を示す資料として、今後の政策推進や事業検討に活用されることが見込まれます。
今後も、地下空間を活用した治水対策は、基準の充実や技術的知見の蓄積とともに発展していくことが想定されます。令和5年3月の勉強会設置から令和6年6月の提言取りまとめ、そして令和8年1月の基準改定を経て公開された今回の事例集は、一連の取り組みの到達点を示すものです。浸水被害軽減に向けた具体策として、地下空間の活用が着実に制度面でも整備されつつあります。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


