2026年5月7日
労務・人事ニュース
2026年4月14日発表、愛知県ターミナルがレベル4++へ全国初の格上げと富山県でレベル3新規認証
港湾局産業港湾課 CNP認証(コンテナターミナル) ~名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルのレベルアップ【全国初】・伏木富山港新湊地区国際物流ターミナルを新規認証~(国交省)
令和8年4月14日、港湾行政を担う機関は、コンテナターミナルにおける脱炭素化の取り組みを評価する「CNP認証(コンテナターミナル)」について、新たな認証結果を公表した。今回の発表では、既存ターミナルの評価引き上げと新規認証が同時に行われ、制度運用の進展が示された。
この認証制度は、港湾機能の高度化と環境負荷低減を目的として導入されたもので、ターミナルの脱炭素化に向けた取り組みを客観的に評価する仕組みとして運用されている。評価はレベル1からレベル5までの段階で行われ、設備導入や運用改善などの状況を踏まえて総合的に判断される。制度自体は令和7年6月に開始されており、今回の評価はその運用拡大の一環となる。
今回、愛知県に位置するコンテナターミナルについては、従来のレベル3++からレベル4++へと引き上げられた。運用開始後におけるレベルアップ認証は全国で初めてとなる。評価向上の背景には、インバーター制御方式のガントリークレーンの導入や、低炭素型の荷役機械の導入率向上など、具体的な設備改善の進展がある。これにより、脱炭素化に向けた取り組みが一段と高度化したと判断された。
また、新たに富山県に位置する国際物流ターミナルがレベル3として認証された。新規認証により、制度の対象となるターミナルが拡大し、地域ごとの取り組み状況がより明確になっている。こうした評価は、港湾利用者にとって環境性能を踏まえた選択材料となることが期待される。
本制度は、港湾におけるカーボンニュートラルの実現を目指す取り組みの一環として位置付けられている。水素やアンモニアといった次世代エネルギーの受入環境整備とあわせて、港湾全体の機能強化と環境対応を両立させる狙いがある。
さらに、認証制度の普及により、ターミナル間での競争が促進されることも見込まれている。環境性能の向上が競争力の一要素となることで、事業者による設備投資や運用改善が進み、結果として港湾全体の脱炭素化が加速する構図が期待されている。
今回の発表は、港湾分野における環境対応の進展を示すものとなっており、今後も各地での取り組み拡大が注目される。認証制度を通じて、利用者が環境配慮型のターミナルを選択できる環境が整備されることで、持続可能な物流の実現に向けた動きがさらに広がる可能性がある。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


