2026年6月10日
労務・人事ニュース
第2回食と農をつなぐアワード、応募締切は7月27日で全国から募集開始
第2回「食と農をつなぐアワード」募集開始(農水省)
農林水産省は2026年5月25日、第2回「食と農をつなぐアワード」の募集を開始しました。この表彰制度は、食料システムに関わる関係者同士の相互理解や連携、協働を促進する優良な取組を行う企業や団体、個人を対象としたものです。応募期間は2026年5月25日から7月27日までとなっています。
この取組は、「ニッポンフードシフト」事業の一環として実施されているもので、食料・農業・農村基本法などの趣旨を踏まえながら、生産者から消費者まで幅広い関係者をつなぐ活動を後押しすることを目的としています。
農林水産省では、食料の安定供給や持続可能な食料システムの構築に向けて、地域や業界を超えた連携が重要になっているとしています。今回のアワードでは、そうした課題解決につながる具体的な活動や先進的な取組を広く募集します。
応募対象となるのは、4つの部門に関連した活動です。食料の安定供給部門では、国産原料への転換や国産消費の拡大、国内生産や流通基盤の維持、世界の食料需給安定に関する取組などが対象となります。
食品アクセスの確保部門では、食料を入手しやすい環境づくりや、経済的な事情に左右されず食品へアクセスできる取組などが対象です。近年は高齢化や地域格差、物価上昇などを背景に、食品アクセスへの関心が高まっており、地域課題への対応も注目されています。
持続的食料システムの確立部門では、農林漁業者との連携強化や物流の合理化、消費者理解の促進、合理的な価格形成に関する取組などが応募対象となります。生産から流通、販売までを一体的に見直し、持続可能な仕組みを構築する活動が期待されています。
さらに、スマート農業技術等の開発・普及部門では、新たな生産技術の導入や普及に関する取組を募集します。農業者や産地によるスマート農業技術の活用に加え、その効果を高める新たな生産方式なども対象に含まれています。
今回は、東日本大震災から15年、熊本地震から10年という節目を踏まえ、震災復興に関連する取組も積極的に募集するとしています。また、2027年に開催予定の国際園芸博覧会が掲げるテーマに関連した活動についても応募を呼びかけています。
応募資格としては、「ニッポンフードシフト」の推進パートナーに登録していることが条件となります。ただし、現在未登録の場合でも、新たに登録することで応募可能です。応募は専用の特設ページ内にある応募フォームから受け付けており、審査は書面形式で実施されます。
表彰では、各部門ごとに複数の賞が設けられています。農林水産大臣賞は各部門で1点以内となっているほか、各分野に応じた賞も用意されています。また、受賞に至らなかった場合でも、取組が概ね1年以上継続され、一定基準を満たしている場合には活動認定証が交付されます。
選定結果や受賞者の概要については後日公表される予定で、表彰式は2026年11月に開催されます。食料システムを巡る課題が多様化する中、地域や産業を横断した連携事例への関心は高まっており、今回のアワードでも幅広い分野からの応募が見込まれています。
農林水産省は、今回の表彰制度を通じて、生産者、流通事業者、消費者などが互いの立場や課題への理解を深めることを期待しています。持続可能な食と農の未来を支える取組を広く発信することで、地域社会や食料システム全体の活性化につなげたい考えです。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ


