2026年8月9日
労務・人事ニュース
1963年から続く菓子や創業70年の味を地域ブランドに、門真市で進む技術継承と若手採用の重要性
名物8品・料理2品を大阪府守口市と門真市から発信、地域ブランドが採用担当者に示す多職種連携
大阪府守口市と門真市で生まれた優れた商品や料理を地域ブランドとして認定し、情報発信や販路開拓につなげる「もりかどもん」の特設サイトが公開されました。認定品の特徴や背景、販売店の所在地などをまとめて紹介し、地域内外への認知拡大を目指す取り組みです。
「もりかどもん」は、守口市や門真市の事業所などが手がけた商品と料理のうち、一定の基準を満たしたものを地域ブランドとして認定する事業です。地域産品と地域を代表する料理を分かりやすく発信し、売り上げの拡大や地域経済の活性化へつなげることを目的としています。
特設サイトでは、持ち帰りや贈答に適した商品を中心とする「名物」と、店舗で味わえる料理を紹介する「グルメ」に分けて認定品を掲載しています。今回紹介された認定品は、名物8品とグルメ2品の合計10品となっています。
名物には、ペット向けの植物性乳酸菌商品や、スチール加工技術を生かした収納用品、ゆず果汁とだしを組み合わせた調味料などが選ばれました。食品だけに限らず、地域の製造技術や独自の開発力を反映した商品も含まれている点が特徴です。
門真市の地域資源を生かした菓子として、れんこんを使ったパイも認定されています。希少なれんこんを粉末にして生地へ練り込み、発酵バターの香りと軽い食感を組み合わせた商品で、れんこんの形を表現した外観も紹介されました。
れんこんをかたどった最中も名物に選ばれています。北海道産の大粒小豆を使った自家製の餡を香ばしい皮で包み、地域に残るれんこん畑の風景を伝える商品として位置付けられました。収穫用の舟を模した箱も、土地の歴史を表す工夫となっています。
食パンの商品では、卵や保存料を使わず、小麦、バター、生クリームを組み合わせた、しっとりとした食感が特徴として紹介されています。地域で長く事業を続けてきた経験を生かし、日常の朝食を特別なものにする商品として認定されました。
バナナの形をしたカステラは、1963年の創業以来、改良を重ねてきた商品です。フィリピン産バナナのピューレを餡に練り込む製法を採用し、直火で焼き上げた柔らかな生地と濃厚な香りを特徴としています。
門真市で70年にわたり親しまれてきたどら焼きも認定品に含まれました。北海道産の小豆を使った粒餡と、職人が銅板で1枚ずつ焼き上げる皮を組み合わせ、ふんわりとした口当たりと食べ応えを両立させた商品です。
グルメ部門には、肉カレーうどんと塩味の支那そばが選ばれています。肉カレーうどんは、昆布やかつお節を使っただしに4種類のスパイスを重ね、近隣で作られた特注の手打ち麺や油揚げを組み合わせた料理として紹介されました。
地域の複数の事業者が関わる食材を使っている点も、肉カレーうどんの特徴です。店舗だけで完結するのではなく、近隣の製麺所や豆腐店とのつながりを通じて1杯を仕上げており、地域内で支え合う事業の姿が表れています。
塩味の支那そばは、魚介系と動物系のだしを合わせたスープに、自家製の塩だれや鶏肉を組み合わせた料理です。和食の技法を取り入れた盛り付けや下処理にも特徴があり、味だけでなく見た目や調理工程を含めて地域を代表する料理として紹介されています。
今回の特設サイトでは、各認定品について、商品の特徴や開発の背景、製法、使用する素材、販売場所などを確認できます。認定品を地図上で探せる案内も用意され、守口市と門真市を訪れる人が店舗を巡りやすい構成となっています。
地域ブランドの認定は、商品に名称を付けるだけではなく、事業者が持つ技術や歴史、地域との関係を整理して伝える役割があります。食品、家具、調味料、ペット用品など異なる分野の商品を一つの枠組みで紹介することで、両市の産業の幅広さを発信できます。
また、販路開拓の支援を通じ、地域内で販売されてきた商品や料理を、市外の消費者や取引先へ届ける機会を広げる狙いもあります。商品の背景や製造工程を詳しく伝える特設サイトは、購入者が価値を理解するための情報基盤となります。
企業の採用担当者にとっては、商品開発、製造、調理、品質管理、販売、広報、デザインなど、多様な職種が地域ブランドを支えている点に注目できます。認定された10品には、それぞれ異なる技術や経験が生かされており、人材の専門性が商品の魅力に直結しています。
地域産品を継続的に育てるには、従来の技術を受け継ぐ人材と、新しい販売方法や情報発信を担う人材の双方が必要です。長い歴史を持つ菓子や料理に加え、新しい技術を活用した商品も認定されており、伝統と新規性を組み合わせる取り組みとなっています。
特設サイトの公開により、守口市と門真市の名物8品、グルメ2品をまとめて知ることができるようになりました。認定品の販売拡大だけでなく、地域のものづくりや食文化を伝え、事業者同士の連携や地域への来訪につなげる情報発信として活用されます。
⇒ 詳しくは守口門真商工会議所のWEBサイトへ


