2026年8月5日
労務・人事ニュース
2024年に1,535件発生した水難事故を教訓に 海45.6%・河川35.3%の実態から学ぶ夏の安全対策
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最終更新: 2026年8月4日 05:15
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最終更新: 2026年8月4日 12:16
水の事故を防ごう!海や川でレジャーを楽しむために知っておきたい安全対策(政府広報オンライン)
夏本番を迎え、海や川でのレジャーを楽しむ人が増える時期となりました。一方で、水辺では毎年多くの事故が発生しており、命に関わる重大な被害につながるケースも少なくありません。安全にレジャーを楽しむためには、水辺に潜む危険を正しく理解し、事前に十分な備えを行うことが重要です。
2024年に発生した水難事故は1,535件で、事故に遭った人は1,753人に上りました。このうち816人が死亡または行方不明となっており、水の事故は決して他人事ではありません。レジャーだけでなく日常生活の中でも発生しており、少しの油断が深刻な結果を招く可能性があります。
死亡・行方不明となった816人を発生場所別に見ると、最も多かったのは海で45.6%を占めました。続いて河川が35.3%、用水路が12.3%、湖沼池が4.8%となっており、海と川だけで全体の約8割を占めています。身近な水辺であっても、安全とは限らない現実が数字から読み取れます。
行為別では魚とりや釣りが23.4%で最も多く、作業中が8.0%、水遊びが5.5%、水泳と通行中がそれぞれ5.0%でした。そのほかにもシュノーケリングやスキューバダイビング、サーフィンなどさまざまな活動中に事故が発生しており、水辺のあらゆる場面で注意が必要となっています。
子どもの事故にも十分な警戒が求められます。2024年に中学生以下で死亡または行方不明となった28人のうち、64.3%が河川で発生していました。海は17.9%、用水路は10.7%、プールは3.6%となっており、特に川遊びでは重大事故の割合が高い状況です。流れが穏やかに見える場所でも急に深くなっていたり、水流が速くなっていたりするため、大人が目を離さないことが欠かせません。
水難事故から命を守るためには、基本的な安全対策を徹底することが大切です。立入禁止区域や危険を示す看板が設置された場所には近づかず、体調が優れない日は無理をして水辺へ入らない判断も重要になります。また、単独での行動は避け、家族や友人と行動するとともに、事前に行き先や帰宅予定時間を周囲へ伝えておくことが、万が一の際の早期発見につながります。
子どもには体格に合ったライフジャケットを着用させ、大人が常に見守ることも欠かせません。飲酒後は判断力や運動能力が低下するため、水に入ることは極めて危険です。海水浴だけでなく川遊びでも同様で、お酒を飲んだ後は遊泳を控える必要があります。
ライフジャケットは水難事故の被害を軽減する重要な装備です。サイズが合っていないと脱げてしまう恐れがあり、膨張式の場合は適切な点検を行わなければ十分な性能を発揮できません。着用するだけでなく、正しく装着し、定期的に状態を確認しておくことが求められます。
緊急時の連絡手段を確保しておくことも重要です。携帯電話は防水ケースなどを利用し、水没による故障を防ぐ工夫が役立ちます。事故が発生した場合は110番または119番へ通報し、海上での事故では118番へ連絡することが必要です。携帯電話のGPS機能を有効にして通報すれば、位置情報の把握がしやすくなり、迅速な救助につながります。
海で遊ぶ際は、安全管理が行われている海水浴場を利用することが基本となります。ライフセーバーや監視員が配置されている場所では危険を早期に察知しやすく、遊泳禁止区域や立入禁止区域も明確に示されています。天候が悪化している日や高波が予想される日は予定を変更し、海へ近づかない判断が重要です。
海にはクラゲやエイなど危険な生物も生息しています。刺されたりけがをした場合は速やかに海から上がり、患部を冷やすなど適切な応急処置を行い、痛みや炎症が続く場合には医療機関を受診することが勧められます。
川では地形や流れを理解することが事故防止の鍵になります。同じ川でも場所によって流速や深さが大きく異なり、岩場や急流、中州など危険な場所も少なくありません。危険を示す看板が設置されている場所では絶対に近づかず、安全が確認された場所で行動することが大切です。
川は上流で雨が降るだけでも急激に増水することがあります。現地が晴れていても安心はできず、天気予報だけでなく上流域の天候にも注意を払う必要があります。黒い雲が見えたときや雷が聞こえた場合、雨が降り始めたとき、流木やごみが流れてきたとき、水が急に冷たく感じたとき、水位が変化したときは増水の前兆となる可能性があり、速やかに避難することが重要です。
遊泳中には離岸流にも注意が必要です。岸から沖へ向かって流れる強い潮流に入ると、岸へ向かって泳いでも戻ることが難しくなります。流された場合は慌てて岸へ向かわず、海岸と平行に泳いで流れから抜け出すことが基本となります。泳ぐことが困難な場合には無理をせず浮いた状態で救助を待つことも有効な対応です。
釣りでは岩場や堤防からの転落事故が後を絶ちません。立入禁止区域には入らず、ライフジャケットを常時着用し、滑りにくい履物を選ぶことが事故防止につながります。携帯電話も防水ケースへ入れて携行しておけば、緊急時の連絡手段として役立ちます。
サーフィンでは自分の技量や体力を過信しないことが重要です。波の状況や天候を確認し、単独行動を避けるほか、飲酒をしないことや十分な準備運動を行うことも事故防止につながります。浮力と保温性を確保するため、ウェットスーツの着用も安全対策として有効です。
モーターボートや水上オートバイでは、出航前の点検が欠かせません。燃料や冷却水、バッテリーの確認に加え、法定備品の積載状況も事前に確認しておく必要があります。事故原因では運航不能や衝突が多く、周囲への十分な見張りを行うことや、海上交通ルールを守ることが安全な航行につながります。
水辺での事故は、基本的な安全対策を守ることで防げるものも少なくありません。海や川の特徴を理解し、ライフジャケットの着用や天候確認、危険な場所へ近づかないといった基本行動を徹底することが、自分自身だけでなく家族や仲間の命を守ることにつながります。レジャーシーズンだからこそ、安全を最優先にした行動を心掛け、安心して水辺での時間を楽しむことが大切です。
⇒ 詳しくは政府広報オンラインのWEBサイトへ


