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2025年10月11日

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登米市が木質バイオマス機器に最大10万円補助、申請は2026年3月10日まで

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令和7年 登米市 再生可能エネルギー設備導入支援事業補助金

登米市では、再生可能エネルギーの利用を促進し、地域からのカーボンニュートラルの実現を目指す取り組みの一環として、「再生可能エネルギー設備導入支援事業補助金」を令和7年度も実施しています。この制度は、木質バイオマス燃焼機器の導入を希望する個人や事業者に対して、その設置費用の一部を助成するもので、環境負荷の少ないエネルギー活用を支援しながら、温室効果ガスの削減と地域資源の有効活用を両立させることを目的としています。

補助の対象となるのは、ペレットや薪を燃料として使用する暖房機器やボイラーで、これらを購入・設置する際にかかる費用が補助対象経費とされます。市から支給される補助金の金額は、対象経費の3分の1または10万円のいずれか低い方の金額となっており、補助額の計算において千円未満は切り捨てとなります。たとえば設置費用が27万円であれば、補助金は9万円となり、30万円以上の費用がかかった場合でも上限の10万円を超えることはありません。

申請受付は令和7年4月1日から令和8年3月10日までとされており、郵送での申請も可能ですが、その際は配達記録が残る簡易書留などの方法が指定されています。ただし、補助金の申請総額が予算の上限に達した場合には、受付期間内であっても事前に締め切られるため、できるだけ早めの申請が推奨されます。なお、令和7年度の予算額は150万円に設定されており、複数の申請が集中した場合には早期終了の可能性もあります。

この補助金制度を利用するには、いくつかの条件を満たしている必要があります。申請者は登米市内に住所を有し、実際に居住している個人、あるいは市内に事業所または事務所を持つ事業者であることが求められます。さらに、市税の滞納が一切ないことが条件となっており、過去に同様の補助金の交付を受けていないことも確認されます。また、対象となる木質バイオマス機器の設置は、補助金の交付決定日以降に行われることが必須であり、それ以前に設置を完了しているものについては対象外となります。

補助金の申請にあたっては、所定の申請書や収支予算書、承諾書などの提出が必要です。また、設置が完了した後には、実績報告書や収支決算書の提出も求められ、補助金交付のプロセスは明確な手続きに基づいて進行します。市は、制度の透明性と公平性を確保するために、補助金交付要綱や申請の手引きを公開し、書類の記入例も用意して丁寧な対応を行っています。加えて、必要な市税証明書の取得や委任状の提出に関する案内も整備されており、手続きをスムーズに行える環境が整っています。

木質バイオマスは、化石燃料に代わる地域資源として注目されており、持続可能なエネルギー循環を可能にする手段のひとつです。ペレットや薪といった燃料は、適切に管理されれば炭素中立なエネルギーとして位置づけられ、地球温暖化対策としても有効です。登米市がこうした設備導入を支援する背景には、地域のエネルギー自立と環境保全の両立を図りながら、住民や事業者に対して低炭素社会への移行を身近なところから後押しするという明確な方針があります。

補助金を活用すれば、初期費用の負担が軽減され、より多くの方がバイオマス機器を導入しやすくなります。特に寒冷地では、暖房コストの削減と環境への配慮を両立できる点で、木質バイオマス機器の導入は大きなメリットがあります。補助制度を上手に活用し、地域の自然環境と共生しながら、持続可能なライフスタイルの実現を目指す動きが今後ますます広がっていくことが期待されます。

⇒ 詳しくは登米市のWEBサイトへ

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