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2025年11月15日

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薩摩川内市、「中小企業元気づくり補助金」で最大40万円補助 申請は令和8年3月31日まで

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令和7年 薩摩川内市 【募集中】社員研修・製品宣伝活動・知的財産権申請・資格取得に関する補助金(中小企業元気づくり補助金)

鹿児島県薩摩川内市では、市内の中小企業の経営力向上と人材育成を目的として、「中小企業元気づくり補助金」を実施しています。この制度は、社員研修や製品宣伝活動、知的財産権の取得、資格取得など、企業の成長に直結する取り組みにかかる経費の一部を補助するものであり、事業者の負担を軽減しながら、経営体質の強化と競争力向上を支援することを目的としています。

本補助金は、事業内容に応じて4つのカテゴリーに分かれています。それぞれ補助率は対象経費の2分の1で、上限額は社員研修が10万円、製品宣伝活動が30万円、知的財産権申請が40万円、資格取得が10万円となっています。上限金額の範囲内であれば、同一年度内に複数回申請することも可能です。

社員研修費に関しては、ポリテクカレッジ川内やポリテクセンター鹿児島、中小企業大学校人吉校、鹿児島県工業技術センターなどの公的研修機関で実施される研修にかかる旅費や受講料が対象です。対象者は従業員だけでなく経営者本人も含まれ、リーダーシップ研修や技能研修など、経営向上に資する幅広い研修が補助対象となります。

製品宣伝活動費については、見本市や展示会などへの出展料やブース装飾費、展示に使用する機材のレンタル費、さらに出展のためのパンフレットやチラシの作成費などが補助対象です。これにより、企業が自社製品や技術を広くPRし、新たな販路を開拓するための活動を後押しします。なお、販売を目的とした出展は対象外となるため注意が必要です。

知的財産権申請費では、特許・実用新案・意匠・商標などの新規取得に関する出願・登録費用が対象となります。商標権の更新にかかる費用は対象外ですが、新たな知的財産の取得によって企業の独自性を高める取り組みを支援することが目的です。補助上限は40万円と最も高く、技術開発型企業にとっては特に有効な支援となります。

資格取得費に関しては、国家資格の受験手数料および登録免許税が補助対象です。専門技術や業務の品質向上に直結する資格を取得する従業員への支援として活用できます。例えば、建設業や製造業、サービス業など、幅広い業種に対応しており、スキルアップを通じて企業全体の生産性向上が期待されます。

補助対象となる事業者は、中小企業基本法第2条に規定される中小企業者で、薩摩川内市内で6か月以上継続して生産または開発活動を行っている企業である必要があります。また、国や県、市などの他の補助制度を利用していないこと、市税の滞納がないことが条件とされています。業種別には、資本金3億円以下・従業員300人以下の製造業をはじめ、卸売業、小売業、サービス業など、幅広い業種が対象に含まれています。

申請手続きは、事業の実施後に行う形となります。補助対象となる活動(研修・展示会・特許出願など)を実施した後、必要書類を揃えて申請します。申請期限は、経費の支払い日または事業終了日のいずれか遅い日から3か月以内、または令和8年3月31日のいずれか早い日までです。特許などの知的財産権申請については、登録完了後に申請が必要となります。

提出書類には、補助金交付申請書、補助金交付請求書、市税の滞納がないことを証明する書類、経費の明細書および領収書の写しなどが含まれます。展示会などの申請では、会場風景や出展ブースの写真も求められます。なお、税務証明書に代えて同意書を提出することで、申請手続きを簡略化することも可能です。

この補助金は、企業が人材育成や販路開拓に積極的に取り組む際の経費を支援するもので、特に中小企業の競争力向上に直結します。社員のスキルアップや技術力の向上、製品やサービスの認知度向上を図る企業にとって、費用負担を軽減しながら実効性の高い活動を行うための重要な制度といえます。

薩摩川内市は、地域経済の活性化を目的にこのような支援策を継続的に実施しており、今後も中小企業のチャレンジを後押ししていく方針です。企業経営の安定と発展を目指す事業者は、この補助金を活用して、自社の成長戦略を一段と加速させることが期待されます。

⇒ 詳しくは薩摩川内市のWEBサイトへ

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