補助金・助成金, 労務・人事ニュース

TOP
お知らせ
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
宍粟市が堆肥転換を支援、1トンあたり2,720円補助は令和8年2月13日まで

2025年12月17日

補助金・助成金, 労務・人事ニュース

宍粟市が堆肥転換を支援、1トンあたり2,720円補助は令和8年2月13日まで

令和7年肥料転換の促進へ堆肥の購入費用を支援

兵庫県宍粟市では、近年続く化学肥料の価格高騰により農業経営への負担が増している状況を踏まえ、肥料転換を促進するための支援制度を実施している。この制度は、価格が比較的安定している堆肥や汚泥肥料を活用した栽培への移行を後押しし、農業者が継続して農業を続けられるよう負担軽減を目的としている。対象となるのは市内に住所を有し、市内農地への散布を目的として令和7年4月1日から令和8年1月31日までの間に2トン以上の堆肥または汚泥肥料を購入した農業者である。

対象となる堆肥は家畜ふん堆肥や汚泥肥料で、牛ふん、鶏ふん、豚ぷんなど幅広く認められている。支援内容は、購入した堆肥等の散布に要した経費をもとに、市が規定する計算方法によって算出した額のうち、低いほうを助成する仕組みとなっている。計算方法は、購入量に対して1トンあたり2,720円を乗じた額と、購入費（税抜）に3分の2を乗じた額の2種類で、百円未満は切り捨てとなる。これにより、事業者が過大な負担を抱えずに堆肥への転換を進められるよう配慮されている。

申請にあたっては、専用の申込書と計算シートに加え、購入した堆肥や汚泥肥料の購入が確認できる書類の提出が必要となる。購入の証明には支払い済みであることがわかる領収書などが求められるため、書類の準備は十分に行う必要がある。また、対象となる購入期間が明確に定められており、令和7年4月1日から令和8年1月31日までに購入したもののみが認められるため、期間外の購入分は支援対象とならない。

申請期限は令和8年2月13日までとされており、この期限までに必要書類を農業振興課または市民局産業振興係へ提出することが求められる。期限が過ぎた場合は受付されないため、早めの準備が重要である。宍粟市は今回の支援により、肥料価格高騰の影響を受ける農家の経営を下支えし、持続可能な農業の推進を目指している。

補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。

⇒ 詳しくは宍粟市のWEBサイトへ