2026年5月9日
労務・人事ニュース
2026年版デジタル人材指針、2022年から3度の改訂を経たスキル標準2.0の全体像
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最終更新: 2026年5月8日 01:43
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最終更新: 2026年5月8日 01:43
デジタルスキル標準ver.2.0(DSSver.2.0)を公表します(経産省)
経済産業省は2026年4月16日、デジタル人材の育成と確保を目的とした指針「デジタルスキル標準」の最新版となるバージョン2.0を公表した。急速に進展するAI技術やデータ活用の重要性の高まりを背景に、企業の人材戦略や個人の学習指針としての実効性を高めるため、内容の見直しが行われている。
この指針は、すべてのビジネスパーソンが身につけるべき基礎的な知識を示す「DXリテラシー標準」と、専門的にデジタルトランスフォーメーションを推進する人材の役割やスキルを整理した「DX推進スキル標準」の2つで構成されている。前者は幅広い層を対象に、後者は専門性を持つ人材の育成や採用の指針として位置付けられている。
今回の改訂は、2022年12月に初版が取りまとめられて以降、2023年8月、2024年7月と段階的に更新されてきた流れを踏まえたものとなる。技術革新や産業構造の変化に伴い求められるスキルが変化する中で、継続的な見直しが行われており、今回のバージョン2.0では特にAI活用とデータ利活用の重要性に対応した内容が強化された。
具体的には、新たにデータマネジメントに関する類型が追加され、データの整備や運用、活用を担う役割が明確化された。この中では、データの管理や品質確保を担う役割、データ基盤の構築を担う役割、全体設計を担う役割といった複数の機能が整理されている。従来の分類に含まれていた一部の役割は新たな枠組みに統合され、実務に即した構成へと再編された。
また、ビジネスの変革を担う人材像についても見直しが行われた。従来は新規事業や既存事業の高度化といった観点で整理されていた役割が再定義され、事業全体の設計や分析、製品やサービスの管理といった機能を担う人材像が明確化されている。これにより、個別プロジェクトにとどまらない組織全体の変革を推進する体制の構築が意識されている。
デザイン分野についても、役割の整理が進められた。特にコミュニケーション領域における役割が再定義され、関係者間の連携や共創を促進する視点が強調されている。デジタル技術の活用が進む中で、単なる設計にとどまらず、価値創出を支える役割としての重要性が高まっていることが反映された形となる。
さらに、共通スキルに関する整理も見直された。AIの実装や運用、ガバナンスに関する知識に加え、データ活用に関するスキルが追加されているほか、各役割に求められるスキルの重要度も再評価された。これにより、企業が人材育成を行う際の指針としての具体性が向上している。
今後は関係機関と連携しながら普及と活用を進める方針で、学習コンテンツとの連携やスキルの可視化に向けた取り組みも進められている。個人が自身の目標に応じてスキルを蓄積し、継続的に成長できる環境の整備が重視されており、デジタル人材の裾野を広げる狙いがある。
デジタル技術が社会全体に浸透する中で、必要とされるスキルはより高度かつ多様化している。今回の改訂は、こうした変化に対応し、個人と企業の双方が指針として活用できる内容へと進化させたものといえる。今後も利用者の意見を踏まえながら継続的な見直しが行われる見通しであり、人材育成の基盤としての役割が一層重要になるとみられる。
⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ


