2024年4月8日
労務・人事ニュース
令和5年度における中小企業の躍進を示す! 平均売上高と経常利益の増加を明らかにした中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)速報
令和5年中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)速報(経産省)
中小企業庁は、令和5年度の中小企業の財務や経営に関する詳細なデータを公開しました。このデータは、11の異なる産業セクターを代表する約11万の中小企業を対象に行われた調査から得られました。この調査結果は、企業の財務状況や経営の実情を明らかにするもので、中小企業庁が毎年実施している取り組みの一環です。
調査結果によると、中小企業の平均売上高は前年度に比べて15.9%増加し、約2.1億円になりました。また、平均経常利益は12.4%増加して978万円となり、1企業あたりの付加価値額も9.7%増の9,671万円に達しました。従業員数も増加しており、1企業あたりの平均は10人で、前年度に比べて8.3%の増加となっています。
一方で、設備投資を行った企業の割合は微減の21.9%であり、新規リース契約を結んだ企業の割合はわずかに増加して12.5%となっています。この調査結果は、中小企業が直面している経済的な挑戦と成長の機会を示しており、企業経営者や政策立案者にとって重要な情報源となっています。
この調査は、中小企業の経営者や従業員、さらには経済政策を担当する政府関係者など、幅広い利害関係者に対して有益な洞察を提供します。経済の基盤となる中小企業の現状を理解することは、日本経済の全体像を把握する上で不可欠です。
このような定期的な調査は、中小企業の健全な発展を促進し、より良い経営戦略の立案を支援するための基盤を提供します。経済全体の安定性と成長を支えるために、中小企業の状況を正確に理解することが重要です。
⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ