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2026年4月7日

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第61回理学療法士国家試験で合格者11,156人、合格率89.7%と新卒94.9%

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第61回理学療法士国家試験及び第61回作業療法士国家試験の合格発表について(厚労省)

2026年2月23日に実施された第61回理学療法士国家試験および第61回作業療法士国家試験について、厚生労働省は合格者数などの詳細を公表した。これらの試験は、リハビリテーション医療を担う専門職の質を担保する国家資格試験として位置付けられ、医療提供体制の維持において重要な役割を果たしている。

理学療法士国家試験では、出願者数12,951人に対し、受験者数は12,436人となり、11,156人が合格した。合格率は89.7%となり、高水準での結果となった。身体機能の回復や維持を支える専門職として、安定した人材供給が継続している状況が確認された。

新卒者に限ると、出願者数は11,824人、受験者数は11,366人で、合格者数は10,782人となった。合格率は94.9%に達しており、養成課程を修了した受験者の多くが基準を満たしていることが明らかとなった。教育と試験の整合性が一定程度確保されている結果といえる。

一方、作業療法士国家試験では、出願者数5,632人、受験者数5,426人のうち4,947人が合格した。合格率は91.2%となり、理学療法士と同様に高い水準が維持されている。日常生活動作の回復や社会参加を支援する専門職として、着実な人材育成が進んでいる。

新卒者では、出願者数4,978人、受験者数4,801人、合格者数4,636人となり、合格率は96.6%となった。全体を上回る高い合格率が示され、教育機関における専門教育の成果が反映されている状況がうかがえる。

合格基準については、理学療法士は一般問題160点満点と実地問題117点満点の合計277点満点で評価され、総得点167点以上に加え、実地問題で41点以上を満たす必要がある。作業療法士は一般問題158点満点と実地問題120点満点の合計278点満点で、総得点167点以上かつ実地問題43点以上が求められる。知識と実践力の双方を評価する仕組みとなっている。

また、今回の試験では複数の問題について採点除外などの対応が行われており、試験の公平性と信頼性を確保するための措置が講じられた。あわせて正答も公表されており、受験者や教育機関が結果を検証できる環境が整えられている。

今回の結果からは、理学療法士と作業療法士のいずれも高い合格率を維持し、医療現場を支える人材が安定的に供給されていることが明らかとなった。高齢化の進展に伴いリハビリテーションの重要性が増す中で、専門職の役割は今後さらに拡大すると見込まれ、統計に基づく動向は人材確保や教育政策の検討において重要な指標となる。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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