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2026年4月15日

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2025年度版手引きで洪水や暑熱リスクを分析、2026年公表の最新ガイドで企業価値向上へ

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「気候変動の物理的リスク評価の手引き-気候変動適応で企業価値を高める-(2025年度版)」の公表について(環境省)

環境省は2026年3月26日、企業における気候変動リスクへの対応を支援するため、「気候変動の物理的リスク評価の手引き(2025年度版)」を公表した。気候変動による影響が顕在化する中で、企業が自らの事業に及ぶリスクを把握し、適切に対応するための実務的な指針として位置付けられている。

近年、世界各地で異常気象が頻発し、記録的な大雨や高温の発生、熱中症による死亡者の増加、農作物の品質低下などが報告されている。こうした変化は人々の生活だけでなく、産業活動にも広く影響を及ぼしており、企業のサプライチェーンを含む事業基盤の持続性にも重大な影響を与える可能性が高まっている。

こうした背景のもと、企業には気候関連リスクの分析と評価、さらにはその結果の情報開示が求められるようになっている。特に、物理的リスクと呼ばれる自然災害や気候変動による直接的な影響については、経営上の重要な要素として位置付けられ、対応の必要性が一層高まっている。

今回の手引きは、こうした課題に対応するため、企業の実務担当者を主な対象として作成された。気候変動の物理的リスクを把握するための基本的な考え方から、具体的な分析手法、活用可能なデータやツールまでを体系的に整理し、実務での活用を想定した内容となっている。

手引きでは、洪水や水資源の制約、原材料調達への影響、暑熱といったリスクを例に挙げ、企業が重要なリスクを選別する手法や評価の進め方を示している。これにより、企業は自社にとって優先度の高いリスクを把握し、対応策の検討や意思決定に活用することが可能となる。

さらに、リスクの特定から評価、対応策の選定、情報開示に至るまでの一連の流れが整理されており、企業が段階的に取り組みを進められる構成となっている。これにより、気候変動への適応を経営戦略の中に組み込むことが期待されている。

また、国際的な開示基準との整合性も意識された内容となっている。2023年6月には国際的なサステナビリティ開示基準が公表され、2025年3月には国内向けの基準も整備されている。さらに、2027年3月期以降には上場企業に対して段階的に開示が求められる見込みであり、企業にとって実務対応の重要性が増している。

今回の手引きは、こうした制度動向を踏まえ、企業が適切にリスクを評価し、情報開示や適応策に取り組むための基盤を提供するものとなっている。気候変動への対応が企業価値の向上にもつながるとの認識が広がる中で、具体的な行動を後押しする実務資料として活用が期待されている。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ

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