2026年5月8日
労務・人事ニュース
令和8年観光施策、ユニバーサルツーリズム普及へ向けた実践型マニュアル
旅行会社の商品造成・販売担当者向けユニバーサルツーリズムの商品造成・販売マニュアル~さあ、はじめよう、旅行会社だからこそできるみんなが主役の旅づくり~を作成しました!(観光庁)
2026年4月10日、観光分野における新たな取り組みとして、旅行事業者向けのユニバーサルツーリズムに関する商品造成・販売マニュアルが公表された。誰もが安心して旅行に参加できる環境づくりを目的に、実務に即した内容を体系的に整理した点が特徴となっている。
今回のマニュアルは、令和7年度に実施された調査業務の成果をもとに作成されたもので、有識者の知見や実際にユニバーサルツーリズムに取り組んできた旅行事業者の経験が反映されている。さらに、旅行に際して困難を抱える人々を対象としたモニターツアーの検証結果も取り入れ、現場で活用できる具体的な手法や配慮事項が整理されている。
内容は、旅行商品の企画段階から催行時に至るまでの一連のプロセスを踏まえ、参加者の多様なニーズに対応するための工夫や留意点を明確に示している。これにより、旅行事業者が実際に商品を造成する際の指針として活用できるだけでなく、サービスの質向上や新たな需要の掘り起こしにもつながることが期待されている。
また、2026年3月10日に開催されたオンラインセミナーの内容も公開されており、マニュアルの活用方法に加えて、取り組みを始めた事業者の事例や地域の動向についても確認できる。実務と連動した情報提供を行うことで、現場での導入を後押しする体制が整えられている。
近年は高齢化の進展や多様なライフスタイルの広がりを背景に、誰もが参加しやすい旅行への関心が高まっている。こうした中で、ユニバーサルツーリズムの推進は観光分野の重要な課題の一つと位置付けられており、今回のマニュアル整備はその実現に向けた具体的な一歩といえる。
今後は、本マニュアルの普及を通じて、旅行事業者による取り組みが全国的に広がることで、多様な利用者が安心して楽しめる旅行環境の整備が進むことが見込まれている。観光の裾野を広げるとともに、持続可能な観光振興につながる動きとして注目される。
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ


