2026年6月2日
労務・人事ニュース
2026年2月の病院在院患者数1,163,667人へ増加、病床利用率77.0%と平均在院日数25.3日から見える医療現場の人材需要
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最終更新: 2026年6月1日 17:35
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病院報告(令和8(2026)年2月分概数)(厚労省)
2026年2月の医療機関の利用状況をまとめた最新の集計結果が公表され、病院の1日平均在院患者数は1,163,667人となり、前の月と比べ22,899人増加したことが分かりました。2025年12月の1,128,261人と比べても35,406人増えており、年明け以降、入院患者数が増加傾向にある実態が数字で示されています。今回公表された数値は概数値として集計されたもので、病床利用や平均在院日数など、医療現場の稼働状況を把握する重要な指標となります。
病院全体の1日平均在院患者数の内訳を見ると、精神病床は252,904人となり、前の月から548人増えました。結核病床は204人で10人増加し、感染症病床は810人となり17人減少しています。療養病床は228,764人で3,183人増え、一般病床は680,984人となり19,174人増加しました。複数の病床区分で増加が確認されるなか、特に一般病床の伸びが全体を押し上げる形となっています。
外来患者数については、病院の1日平均外来患者数が1,176,623人となり、前の月から51,889人増加しました。一方、2025年12月の1,222,669人と比較すると46,046人減少しており、月ごとの変動が見られています。診療所の療養病床における在院患者数は1,347人で、前の月から30人増え、安定した推移が続いていることが確認されました。
病床利用率については、病院全体で77.0%となり、前の月から0.9ポイント低下しました。ただ、2025年12月の69.5%と比べると7.5ポイント高い水準となっており、年末から年明けにかけて病床の稼働率が大きく上昇していたことが分かります。病床区分別では、精神病床が80.9%、感染症病床が9.0%、結核病床が24.3%、療養病床が86.2%、一般病床が73.1%となりました。
療養病床は86.2%と病床区分のなかでも高い利用率を維持しており、前の月から0.1ポイント上昇しています。一方で、一般病床は73.1%となり、前の月から1.6ポイント低下しました。感染症病床も9.5%から9.0%へ0.5ポイント低下しており、病床ごとに異なる動きが見られています。診療所の療養病床利用率は40.3%で、前の月から0.8ポイント上昇しました。
平均在院日数を見ると、病院全体では25.3日となり、前の月の26.1日から0.8日短くなりました。ただ、2025年12月の24.1日と比較すると1.2日長くなっており、短期的な変動を繰り返しながら推移している状況です。病床別では精神病床が244.7日、感染症病床が9.9日、結核病床が53.9日、療養病床が111.8日、一般病床が15.7日となっています。
精神病床の平均在院日数は前の月から17.6日短縮し、262.3日から244.7日へと大きく変化しました。療養病床も118.0日から111.8日へ6.2日短くなり、一般病床も16.1日から15.7日へ0.4日減少しています。診療所の療養病床は99.6日となり、前の月から2.8日短縮しました。
公表資料に掲載された推移グラフでは、2024年以降の病院在院患者数は110万人台から116万人台の範囲で推移しており、2026年2月は1,163,667人まで増加しています。外来患者数も110万人台から120万人台で推移しており、医療機関の利用が高い水準で続いている状況が確認されました。
また、病床利用率の推移を見ると、2025年12月には69.5%まで低下していたものの、2026年1月には77.9%まで回復し、2月は77.0%となりました。平均在院日数についても24日台から26日台の間で推移しており、医療現場では患者数の増減に応じた病床運用が続いていることが、今回の集計結果から読み取れます。
今回の2026年2月分の集計では、在院患者数の増加と高い病床利用率が確認される一方で、平均在院日数には短縮傾向も見られました。医療機関の受け入れ体制や病床運用の状況を把握するうえで、1,163,667人という在院患者数と77.0%の病床利用率、25.3日という平均在院日数は、今後の医療人材確保や採用計画を検討するうえでも注目される指標となりそうです。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


