2026年6月19日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
静岡市が奨学金返還支援事業を実施 中小企業は補助率3分の2・年間最大12万円を補助
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令和8年 静岡市 奨学金返還支援事業
静岡市は、市内企業の人材確保を支援するため、従業員の奨学金返還を支援する企業に対して費用の一部を助成する「奨学金返還支援事業」を実施しています。若者の就職先選びにおいて奨学金返還支援制度への関心が高まるなか、市と企業が連携して支援制度の普及を進めることで、市内企業の採用力向上を目指す取り組みです。
この制度は、企業が従業員の奨学金返還を支援した場合、その費用の一部を市が補助する仕組みです。奨学金返還を抱える若年人材の負担軽減につなげるとともに、企業にとっては採用競争力の強化や人材定着の促進が期待されています。
補助対象となるのは、市内に本店および本社を有する企業、または本店と本社は市外にあるものの、正社員の採用権限を持つ市内事業所です。また、従業員の奨学金返還を支援するための社内規定などを整備していることや、市税の滞納がないことなどが要件となっています。
支援対象となる従業員については、本制度を導入した企業に正社員として採用されていることが条件です。年齢や居住地、勤務地についての制限は設けられていません。ただし、市外勤務を前提として採用された場合は対象外となります。また、申請年度において貸与型奨学金を返還中または返還予定であることも必要です。
対象となる従業員の採用時期についても基準が設けられています。2025年11月1日以前から奨学金返還支援制度を導入していた企業の場合は、2025年11月1日以降に採用された従業員が対象です。一方で、2025年11月1日以降に制度を導入した企業では、制度導入後に採用された従業員が対象となります。
補助対象経費には、企業が従業員へ支給した奨学金返還支援金や、企業が従業員に代わって代理返還した奨学金返還額が含まれます。対象となるのは従業員の返還計画に基づく奨学金返還額で、最大72か月分までが支援対象です。過去に他企業で同様の支援を受けていた場合は、その期間も含めて通算72か月が上限となります。
補助率と補助上限額は企業規模によって異なります。中小企業の場合は補助率が3分の2で、従業員1人当たり年間最大12万円が補助されます。大企業については補助率が2分の1となり、従業員1人当たり年間最大9万円まで支援を受けることができます。
補助期間は最大6年間です。72か月にわたり支援を受けられるため、企業にとっては長期的な人材定着施策として活用できる制度となっています。従業員側にとっても奨学金返還負担の軽減につながることから、就職先選択時の重要な判断材料になる可能性があります。
2026年度の交付申請受付期間は2026年4月8日から2027年2月26日までとなっています。ただし、予算額に達した場合には受付が終了する可能性があります。そのため、制度の活用を検討している企業は早めの準備が求められます。
申請はオンラインによる手続きが基本となっています。交付申請後は市による審査を経て交付決定が行われ、その後に企業が従業員へ奨学金返還支援を実施します。事業終了後には実績報告を行い、内容確認を経て補助金の支払いが行われる流れです。
また、制度を導入した企業については、市が企業情報を発信する仕組みも設けられています。奨学金返還支援制度を導入している企業として広く周知されることで、若者に選ばれる企業としてのイメージ向上にもつながります。
静岡市は、奨学金返還支援制度の普及を通じて、市内企業の人材確保と若年人材の定着を支援していく方針です。人材獲得競争が激しさを増すなか、従業員支援と採用力向上の両面から活用できる制度として注目を集めそうです。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは静岡市のWEBサイトへ


