2026年6月27日
労務・人事ニュース
2026年調査で判明 生活衛生関係営業の28.6%が生成AI活用に前向き 業務効率化74.6%で導入効果にも期待高まる
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最終更新: 2026年6月27日 00:34
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最終更新: 2026年6月27日 00:34
生活衛生関係営業の生成AIの活用に関するアンケート調査結果(日本公庫)
日本政策金融公庫は2026年6月3日、生活衛生関係営業を対象に実施した生成AIの活用に関するアンケート調査結果を公表しました。調査によると、生成AIの活用に前向きな企業は28.6%となり、およそ3割の事業者が導入や活用を検討していることが明らかになりました。
今回の調査は2026年3月上旬に実施され、飲食業や理容業、美容業、ホテル・旅館業など生活衛生関係営業3,290企業を対象に行われました。有効回答数は3,134企業で、回答率は95.3%となっています。幅広い業種の実態を反映した調査として、生成AIに対する現場の意識や活用状況が示されました。
生成AIの活用状況を見ると、「大半の業務で活用している」が0.8%、「一部の業務で活用している」が14.5%、「活用したことはないが活用を検討している」が13.3%となりました。これらを合わせた活用に前向きな企業は28.6%に達しています。一方で、「活用したことがなく、今後も活用する予定はない」と回答した企業は49.5%で、慎重な姿勢を示す企業も依然として多い状況となりました。
業種別では、ホテル・旅館業が54.8%、映画館が48.1%と比較的高い水準を示しました。美容業は31.3%、食肉・食鳥肉販売業は36.4%となっており、業種によって活用意欲に差がみられます。デジタル技術の導入環境や業務内容の違いが背景にあることがうかがえます。
生成AIを活用している業務については、「情報収集」と「文章の作成・要約」がともに66.9%で最も高い割合となりました。続いて「アイデア出し」が57.5%、「デザイン・画像の生成・編集」が51.1%、「データの収集・分析」が40.1%となっています。業務の効率化だけでなく、企画や販促活動など幅広い分野で活用が進みつつある状況が確認されました。
生成AIを利用する目的としては、「業務効率化」が74.6%で最多となりました。次いで「チラシ・SNS等の広報・集客」が59.7%、「新商品・新サービスの開発」が39.4%、「経営に関するデータの分析」が36.0%となっています。業務の生産性向上に加え、顧客獲得やサービス開発など事業拡大に向けた活用も進んでいることが分かります。
一方で、生成AI活用には課題も残されています。最も多かったのは「活用するノウハウが不足している」の56.4%で、「生成された情報の正確性に不安がある」が41.2%、「活用できる人材が不足している」が36.1%で続きました。さらに、導入や維持費用の負担、法的リスクへの懸念、情報漏えいリスクなども挙げられており、活用拡大には知識や体制整備が重要な要素となっています。
生成AIを実際に利用している企業に効果を尋ねたところ、「かなり効果があった」が25.9%、「やや効果があった」が47.6%となりました。両者を合わせると73.5%が効果を実感している結果となり、多くの企業が導入による成果を感じていることが分かります。反対に「あまり効果がなかった」は1.5%で、「効果がなかった」は0%でした。
生活衛生関係営業では、人手不足や業務効率化への対応が重要な課題となる中で、生成AIへの関心が高まりつつあります。今回の調査結果は、活用に前向きな企業が増える一方で、ノウハウ不足や人材確保などの課題も存在することを示しました。今後は実践的な活用方法の普及や知識の共有が進むことで、さらに幅広い業種での活用拡大が注目されそうです。
⇒ 詳しくは日本政策金融公庫のWEBサイトへ


