2026年6月28日
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2026年7月31日締切 福岡県が観光施設のユニバーサルデザイン化に最大500万円を補助
令和8年度 福岡県ユニバーサルツーリズム推進事業費補助金
福岡県は2026年5月27日、県内の観光施設における受入環境の向上を支援する「令和8年度福岡県ユニバーサルツーリズム推進事業費補助金」の概要を公表しました。この制度は宿泊税を活用して実施されるもので、年齢や性別、障がいの有無などに関わらず、誰もが安心して観光を楽しめる環境づくりを進めることを目的としています。
近年は高齢化の進展や多様な旅行ニーズへの対応が求められており、観光地においてもバリアフリー化や利便性向上への取り組みが重要視されています。今回の補助制度では、県内の観光施設を対象に、ユニバーサルデザイン化に必要な施設改修や機器導入を支援し、観光客が利用しやすい環境整備を後押しします。
補助対象となるのは、福岡県内に所在する観光施設のうち、政令市を除く地域に立地する施設です。宿泊税を財源としていることから対象区域は県域に限定されており、福岡市と北九州市に所在する施設は対象外となります。また、県内の宿泊施設についても補助対象には含まれていません。
対象施設として想定されているのは、博物館や美術館、水族館、植物園、動物園、資料館、公園、庭園、展示場などの文化施設です。さらに、遺跡や城郭、歴史的建造物などの歴史施設に加え、テーマパークや遊園地、観光農園、牧場、海水浴場、スポーツ施設、展望台などの娯楽施設も対象に位置付けられています。
そのほか、お土産店や農産物直売所、レストラン、道の駅といった食事・買物施設、温泉や足湯などの温泉施設、体験施設や観光案内施設なども対象となる見込みです。一方で、主に地域住民が利用するコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ショッピングセンターなどの商業施設、高速道路のサービスエリアについては対象外とされています。
補助対象事業は、施設改修と機器導入の2つに分かれています。施設改修では、観光施設の敷地内においてユニバーサルデザイン化を進めるための改修工事が対象です。手すりやスロープの設置、出入口や廊下幅の拡幅、開き戸から引き戸への改修、段差解消、多機能トイレや多目的トイレの整備などが想定されています。
施設改修に係る補助対象経費には、設計費や工事費、工事請負費、工事事務費などが含まれます。また、改修工事を補完するために必要な備品購入費も対象経費として認められています。なお、施設改修を実施する場合には、バリアフリー法などの関係法令や基準を踏まえた施工内容とすることが求められています。
機器導入事業では、観光施設内で利用するユニバーサルデザイン対応機器の導入が支援されます。具体的には車いすや可動式スロープ、おむつ交換台、筆談式タブレットなどが対象例として示されており、観光客の多様なニーズに対応するための設備整備が進められる見通しです。
補助率は施設改修、機器導入ともに補助対象経費の2分の1以内とされています。補助限度額は施設改修が最大500万円、機器導入が最大50万円です。ただし、施設改修と機器導入を併せて実施する場合でも補助金の総額は500万円が上限となります。補助事業者の選定にあたっては審査会による審査が行われ、予算の範囲内で採択事業が決定される予定です。
申請期限は2026年7月31日正午までで、必着となっています。申請方法は電子メールまたは郵送で受け付けられますが、原本提出が必要な書類については郵送による提出が必要です。申請を検討している施設運営者は、公募要領や記入例を確認したうえで、必要書類を整えて期限内に提出することが求められます。
今回の制度では、補助金の交付決定前に着手した事業は対象外となります。設備の発注や契約を先行して行った場合には補助金を受けられないため、スケジュール管理には十分な注意が必要です。また、事業実施に伴う支払いを含め、2027年3月10日までに事業を完了しなければ補助対象とはならないため、計画的な事業実施が重要になります。
観光地における受入環境の充実は、幅広い旅行者の満足度向上につながるだけでなく、地域の観光振興にも大きく関わる要素です。福岡県は今回の補助制度を通じて、県内観光施設の利便性向上と誰もが利用しやすい観光環境の整備を促進し、多様な観光需要への対応を進めていく考えです。
⇒ 詳しくは福岡県のWEBサイトへ


