労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 2026年5月の常用雇用指数は106.9で0.8%増、採用担当者が押さえたい雇用増加ペースの変化

2026年7月29日

労務・人事ニュース

2026年5月の常用雇用指数は106.9で0.8%増、採用担当者が押さえたい雇用増加ペースの変化

Sponsored by 求人ボックス
広告

毎月勤労統計調査 2026(令和8)年5月分結果速報 常用雇用指数(厚労省)

2026年5月分の毎月勤労統計調査の速報で、事業所規模5人以上の常用雇用指数は、調査産業計で106.9となりました。2020年平均を100とした指数で、前年同月比は0.8%増となり、常用雇用は前年を上回る水準で推移しています。

常用雇用指数は、2022年に101.3、2023年に103.1、2024年に104.3、2025年に105.9となっており、年平均では上昇が続いてきました。2026年5月速報の106.9は、こうした増加傾向の延長線上にある数値です。

2026年の月次推移をみると、調査産業計の常用雇用指数は1月に106.3、2月に106.2、3月に105.6、4月に106.7となり、5月は106.9に上昇しました。3月に一度低下した後、4月と5月で持ち直しています。

ただし、前年同月比の伸び率は2025年5月の1.7%増から、2026年5月は0.8%増へ縮小しました。雇用の増加は続いているものの、前年と比べた伸びの勢いはやや落ち着いています。

就業形態別では、一般労働者の常用雇用指数が106.9となり、前年同月比は0.7%増でした。2026年1月は105.2、2月は105.1、3月は104.5、4月は106.7で、5月は調査産業計と同じ106.9まで上昇しています。

パートタイム労働者の常用雇用指数も106.9となり、前年同月比は1.0%増でした。一般労働者の0.7%増を上回っており、5月時点ではパートタイム労働者の伸びがやや大きくなっています。

2025年平均では、一般労働者の常用雇用指数が105.6で前年比0.9%増、パートタイム労働者は106.4で2.9%増でした。2026年5月も、伸び率ではパートタイム労働者が一般労働者を上回る構図が続いています。

一方で、パートタイム労働者の伸び率は2025年5月の2.8%増から、2026年5月は1.0%増へ低下しました。前年同月比では増加しているものの、前年ほど強い伸びではありません。

事業所規模30人以上の常用雇用指数は103.6となり、前年同月比は0.6%増でした。調査産業計の0.8%増を下回っており、規模の大きい事業所では雇用増加の幅がやや小さくなっています。

事業所規模30人以上の指数は、2022年に99.7、2023年に100.4、2024年に101.6、2025年に102.5と上昇してきました。2026年5月は103.6となり、緩やかな増加が続いています。

産業別では、製造業の常用雇用指数の前年同月比が0.3%増となりました。2025年5月は0.1%増で、2026年5月はわずかに伸びが大きくなっています。

製造業は2022年に0.9%減、2023年に0.2%増、2024年に0.1%減、2025年に0.1%増と、小幅な増減が続いてきました。2026年5月の0.3%増は、大きな伸びではないものの、前年を上回る動きです。

卸売業,小売業の常用雇用指数は前年同月比0.4%増でした。2025年5月は1.5%増だったため、伸び率は縮小していますが、前年同月比では増加を維持しています。

卸売業,小売業は2022年に0.8%減となった後、2023年に0.3%増、2024年に1.6%増、2025年に1.0%増となりました。2026年5月は0.4%増となり、増加基調は続く一方で勢いは緩やかです。

医療,福祉の常用雇用指数は前年同月比1.5%増となりました。製造業の0.3%増、卸売業,小売業の0.4%増と比べると、3分野の中では高い伸びを示しています。

医療,福祉は2022年に2.6%増、2023年に1.9%増、2024年に0.7%増、2025年に1.6%増となっており、年平均でも増加が続いています。2026年5月の1.5%増も、継続的な雇用拡大を示す結果です。

2026年の医療,福祉は、1月に1.7%増、2月に1.8%増、3月に1.7%増、4月に1.7%増となり、5月は1.5%増でした。伸び率はわずかに下がりましたが、他の主要分野より高い水準を保っています。

調査産業計の月次推移では、2025年4月から12月まで前年同月比1.3%から1.7%の範囲で増加していました。2026年に入ってからは1月が1.2%増、2月が1.3%増、3月が1.1%増、4月が0.9%増、5月が0.8%増となっています。

この動きからは、常用雇用が増加を続けながらも、前年同月比の伸び率が徐々に小さくなっていることが読み取れます。雇用の量は堅調に推移している一方、増加ペースには変化が出ています。

一般労働者についても、2026年1月が0.7%増、2月が1.1%増、3月が0.7%増、4月が0.9%増、5月が0.7%増となりました。月によって差はありますが、前年を上回る水準は維持されています。

パートタイム労働者は、2026年1月が2.5%増、2月が2.1%増、3月が2.2%増、4月が1.4%増、5月が1.0%増となりました。増加率は月を追って低下していますが、一般労働者より高い伸びを示す月が続いています。

今回の速報では、調査産業計、一般労働者、パートタイム労働者の指数がいずれも106.9となりました。同じ指数水準に並んだ一方で、前年比では一般労働者が0.7%増、パートタイム労働者が1.0%増となり、雇用形態ごとの伸びには違いが残っています。

採用や人員計画を考える際には、常用雇用指数の水準だけでなく、伸び率の変化にも注意が必要です。2026年5月は雇用の増加が続いたものの、調査産業計の前年比は0.8%増にとどまり、採用市場の拡大ペースは前年より穏やかになっています。

人材確保の面では、医療,福祉の1.5%増のように雇用が比較的強く伸びる分野がある一方、製造業は0.3%増、卸売業,小売業は0.4%増にとどまりました。産業ごとの雇用動向を踏まえた採用方針の見直しが重要になっています。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

広告
パコラ通販ライフ
パコラ通販ライフ
PR記事作成サービス受付フォーム