2026年8月12日
労務・人事ニュース
2025年の平均寿命は男性81.35年・女性87.33年、採用担当者が知っておきたい長期就業を支える最新平均余命
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令和7(2025)年簡易生命表の概況 主な年齢の平均余命(厚労省)
2025年の簡易生命表によると、男性の平均寿命は81.35年、女性は87.33年となりました。前年と比べて男性は0.25年、女性は0.20年延びており、男女ともに平均寿命が上昇する結果となっています。
平均寿命とは、0歳の人がその後平均して何年生きるかを示した0歳時点の平均余命です。2024年は男性81.09年、女性87.13年だったため、2025年は男女とも前年の水準を上回りました。
男女の平均寿命の差は5.98年となり、前年の6.03年から0.05年縮小しています。女性の平均寿命が男性より長い状況は続いているものの、男女差は6年をわずかに下回る水準となりました。
年齢別の平均余命をみると、男女とも0歳から90歳までのすべての年齢で前年を上回りました。特定の年代だけでなく、若年層から高齢層まで幅広い年齢で平均余命が延びたことが確認されています。
男性の5歳時点の平均余命は76.57年で、前年より0.28年増えました。10歳は71.60年、15歳は66.63年、20歳は61.72年となり、いずれも前年から0.28年延びています。
男性の30歳時点では平均余命が51.98年となり、前年から0.28年増加しました。40歳は42.29年で0.27年増、50歳は32.82年で0.25年延び、各年代で改善がみられます。
男性の60歳時点の平均余命は23.86年で、前年より0.23年上昇しました。65歳は19.68年、70歳は15.78年、75歳は12.24年となり、すべて前年の数値を上回っています。
さらに高い年齢では、男性の80歳時点の平均余命が9.10年、85歳は6.44年、90歳は4.38年でした。前年との差は順に0.14年、0.13年、0.11年となり、高齢層でも延びが確認されました。
女性の5歳時点の平均余命は82.54年で、前年から0.19年増えました。10歳は77.56年、15歳は72.60年、20歳は67.67年となり、いずれも前年より0.19年長くなっています。
女性の30歳時点では57.85年となり、前年より0.18年延びました。40歳は48.05年で0.18年増、50歳は38.41年で0.17年増となり、男性と同様に各年代で上昇しています。
女性の60歳時点の平均余命は29.07年で、前年より0.15年増えました。65歳は24.52年、70歳は20.10年、75歳は15.88年となり、年齢が上がっても前年を上回る傾向が続きました。
女性の80歳時点の平均余命は11.95年、85歳は8.47年、90歳は5.66年でした。前年との差はそれぞれ0.12年、0.11年、0.10年となり、90歳でも平均余命が前年から延びています。
平均寿命が前年から延びた背景を死因別にみると、悪性新生物による死亡率の変化が男性で0.10年、女性で0.05年、平均寿命を延ばす方向に寄与したことが示されています。
心疾患のうち高血圧性を除くものは、男性の平均寿命を0.05年、女性を0.06年延ばす方向に働きました。脳血管疾患も男性で0.02年、女性で0.01年のプラスとなっています。
悪性新生物、高血圧性を除く心疾患、脳血管疾患を合わせた寄与は、男性で0.17年、女性で0.12年でした。主要な疾患による死亡率の変化が、平均寿命の上昇を支えた形となります。
新型コロナウイルス感染症による死亡率の変化も、男性で0.08年、女性で0.06年、平均寿命を延ばす方向に寄与しました。前年との差を押し上げた要因の1つとして明確に表れています。
一方、肺炎による死亡率の変化は、男性の平均寿命を0.02年、女性を0.01年縮める方向に働きました。老衰についても男女とも0.01年のマイナスとなり、延伸を抑える要因になっています。
不慮の事故は男女とも0.01年、平均寿命を延ばす方向に寄与しました。自殺による死亡率の変化も男性で0.01年、女性で0.02年のプラスとなり、死因ごとに異なる動きがみられます。
長期的な推移では、1947年の平均寿命は男性50.06年、女性53.96年でした。2025年と比べると、男性は31.29年、女性は33.37年長くなっており、大幅な上昇が確認できます。
1990年は男性75.92年、女性81.90年、2015年には男性80.75年、女性86.99年となりました。その後も高い水準で推移し、2025年は男性81.35年、女性87.33年に達しています。
男女差は1947年に3.90年でしたが、その後拡大し、2005年には6.96年となりました。2025年は5.98年まで縮小しており、長期的には時期によって差が変化していることが分かります。
今回の結果は、平均寿命だけでなく、各年齢における平均余命が男女とも全面的に改善した点が特徴です。ただし、死因別では寿命を延ばす要因と縮める要因が併存しており、数値を分けて確認する必要があります。
企業が採用や人員構成を考える際にも、働く人の年齢層が広がる中で、年代ごとの生活設計や就業継続を意識する重要性が増しています。2025年の平均余命は、長期的な人材活用を考える基礎資料となります。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


