2025年11月29日
労務・人事ニュース
国交省が2025年冬期国際便スケジュールを発表 週6,240.5便で過去最高を更新
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2025年冬期スケジュール 国際定期便の概要について ～過去最高の運航便数を更新！～（国交省）
この記事の概要
国土交通省は2025年11月5日、2025年冬期スケジュール（2025年10月26日～2026年3月28日）における国際定期便の概要を発表した。航空会社128社（本邦社8社、外航社120社）からの申請を受け、10月8日から24日にかけて認可を実施。冬期の運航便数は週6,240.5便と前年同期比9％増となり、過去最高を更新した。旅客便は週5,679便、貨物便は週561.5便であり、特にアジア路線を中心に増便が顕著となった。
国土交通省が公表した2025年冬期スケジュールによると、冬期期間（2025年10月26日～2026年3月28日）に運航する国際定期便の便数が、過去最高を記録したことが明らかになった。航空会社128社（うち日本の航空会社8社、海外の航空会社120社）から提出された事業計画が、10月8日から24日にかけて正式に認可された。
今回の発表によると、2025年冬期当初の国際定期便総数は週6,240.5便で、前年冬期（2024年）と比較して9％増加した。このうち旅客便は週5,679.0便で前年同月比10％増、貨物便は週561.5便で同5％増となり、冬期スケジュールとして過去最高水準に達した。新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が定着し、世界的な航空需要が拡大していることが背景にあるとみられる。
方面別では、アジア地域を中心に顕著な増加が見られた。特にインド、タイ、台湾、韓国、中国の各路線で前年を上回る便数が設定されており、観光・ビジネス両面での往来が活発化していることがうかがえる。また、中東路線ではカタールやトルコ方面への便が増加しており、欧州および北米路線についても前年同月比で便数が増加した。これにより、日本発着の主要国際路線全体が堅調に推移している。
空港別では、成田国際空港、東京国際空港（羽田）、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港の主要5空港すべてで、前年同時期を上回る便数が就航した。特に、2025年夏期に発着枠が増加した関西国際空港および福岡空港では、アジア方面を中心に増便が続いている。また、今冬期から新たに発着枠が拡大された成田国際空港でも同様にアジア路線が好調で、国際航空ネットワークの拡充が進んでいる。
地方空港においても動きは活発で、国際線が就航する地方空港全体で前年を上回る増便が見られた。特にタイ、韓国、中国、台湾路線の増加が地方空港の運航回数を押し上げており、地方発着の国際線ネットワークが広がっている。これにより、首都圏や関西圏だけでなく、地方都市においても国際航空の利便性が向上し、地域経済や観光需要の拡大が期待される。
今回の結果は、日本における航空需要の回復が一段と進んでいることを示すものであり、観光立国の実現に向けた重要な動きでもある。特に旅客便の増加は、外国人観光客の受け入れ拡大や日本人の海外渡航の再活発化を反映しており、航空業界の成長基調が続いている。貨物便についても、国際物流の安定とともに需要が拡大しており、航空貨物の輸送力強化が求められている。
国土交通省は、引き続き航空会社や空港運営会社と連携し、国際線ネットワークのさらなる充実を図る方針を示している。特に、増加傾向にあるアジア路線や地方空港発着便については、インフラ整備や発着調整を通じて対応力を強化していくことが求められている。今回の冬期スケジュールの結果は、日本の航空ネットワークが世界市場で競争力を回復しつつあることを明確に示している。
この記事の要点
- 2025年冬期スケジュールの国際定期便は週6,240.5便で過去最高を記録
- 旅客便は週5,679.0便で前年同期比10％増、貨物便は週561.5便で5％増
- 航空会社128社（日本8社、海外120社）が申請し、10月8日から24日に認可
- アジア路線ではインド、タイ、台湾、韓国、中国方面が大幅増
- 中東・欧州・北米路線でも増便傾向
- 成田、羽田、関西、中部、福岡の主要5空港すべてで前年超え
- 地方空港でもタイ・韓国・中国・台湾便が増加
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ
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