2026年4月4日
労務・人事ニュース
2026年3月時点でInstagramフォロワー9.4万人、日本茶輸出額720億円で前年比198.2%の成長を記録
公式Instagramフォロワーが9.4万人に 日本茶輸出額が720億円に拡大、前年比約2倍の成長(JETRO)
2026年3月12日、日本食品海外プロモーションセンターは、日本茶の海外展開に関する取り組みの成果として、公式Instagramのフォロワー数が9.4万人に達したことや、日本茶の輸出額が大きく伸長したことを公表した。日本茶の価値向上を目的とした情報発信やプロモーション活動が継続的に行われており、その成果が数値として表れた形となった。
同センターは2017年度から米国のミレニアル世代を中心に、日本茶の魅力を伝える取り組みを進めてきた。従来、海外では無料のサービスとして提供されることも多かった日本茶について、その品質や背景にあるストーリーを伝えることで、価値ある飲料としての認識を広げる戦略を展開してきた。この取り組みの一環として運用されている公式Instagramでは、生産者のこだわりや日本茶の楽しみ方を紹介する動画やレシピが発信され、ファンの拡大につながっていた。
こうした活動の成果として、2025年の日本茶輸出額は720億円となり、前年比198.2%と大幅な増加を記録した。特に最大の輸出先である米国では、輸出額が293億円に達し、前年比182.6%と大きく伸びた。これらの数値は、日本茶が単なる飲料ではなく付加価値の高い商品として海外市場で受け入れられつつある状況を示している。
情報発信の内容についても変化が見られ、従来から人気の高い抹茶に加えて、ほうじ茶を含む多様な茶種の魅力を伝える取り組みが強化された。これにより、日本茶全体の認知拡大とともに、新たな需要の創出につながる動きが進んでいた。特にほうじ茶については、飲料としてだけでなくスイーツなどへの活用も含めた多様な楽しみ方が提案されている。
現地での理解促進を目的として、米国内では日本茶に関するワークショップも開催された。2025年12月10日にはロサンゼルスで第1回が開催され、抹茶を中心に複数の茶種の特徴や味わいを比較する体験が提供された。続く第2回は2026年2月2日にニューヨークで実施され、ほうじ茶をテーマに製法や風味の理解を深めるとともに、スイーツとの組み合わせを体験する内容となった。
これらのワークショップでは、参加者同士の交流を促進する機会も設けられ、日本茶に関する知識の共有やコミュニティ形成が進められた。また、イベントの様子はInstagram上でライブ配信され、現地参加者だけでなくオンラインでも情報が発信される形となっていた。
さらに、ほうじ茶の普及を目的とした取り組みとして、米国内の飲食店と連携したメニュー開発も行われた。ほうじ茶を使用したアイスクリームやスイーツなどが期間限定で提供され、従来の飲料としての利用にとどまらない新たな価値提案が行われた。これにより、消費者に対してほうじ茶の多様な楽しみ方が提示される機会となった。
また、情報発信の手法として新たに音声コンテンツの配信も開始され、日本茶の文化的背景や魅力をより深く伝える取り組みが進められている。視覚的な情報に加えて音声による発信を行うことで、海外の消費者との接点を広げるとともに、理解の深化を図る狙いがあるとされている。
今回の発表は、日本茶の海外展開において、情報発信と体験型プロモーションを組み合わせた取り組みが成果につながっていることを示すものとなった。輸出額の増加や認知の拡大といった結果は、日本茶の価値が海外市場において着実に浸透している状況を示しており、今後の展開にも注目が集まる。
⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ


