2026年6月13日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
富士市が地域課題解決型起業を支援、最大200万円補助で申請は2026年6月30日まで
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令和8年 富士市稼ぐ力起業支援金
富士市は、地域課題解決型ビジネスの創出を後押しする「富士市稼ぐ力起業支援金」の募集を開始しました。デジタル技術を活用した社会的事業を対象に、市内での起業や事業承継、第二創業を支援する制度であり、地域活性化と新産業創出を目的とした取り組みとして注目されています。
今回の制度は、単なる創業支援ではなく、地域課題の解決につながる事業を重視している点が特徴です。人口減少や人手不足、地域コミュニティの維持、防災対策など、地方都市が抱える課題に対して、デジタル技術を活用しながら持続可能なビジネスとして解決を目指す事業が対象となります。
対象者は、静岡県内に居住している人、または事業完了日までに県内へ居住予定の人です。さらに、2026年4月7日以降から2027年1月末日までに富士市内で起業、事業承継、または第二創業を行い、市内で事業を実施することが条件となります。
新たに起業する場合は、社会的事業分野において、デジタル技術を活用しながら地域課題解決を目的とした事業である必要があります。一方、事業承継や第二創業の場合は、Society5.0関連分野など付加価値の高い産業分野で、デジタル技術を活用した事業が対象となります。
Society5.0関連分野には、AIやIoTなど未来技術を活用した新しい社会システムづくりが含まれています。近年は地方都市においても、デジタル技術を活用した地域課題解決型ビジネスへの期待が高まっており、富士市でもこうした分野の起業支援を強化しています。
地域課題としては、保健・医療・福祉、子育て支援、防災・減災対策、まちづくり・地域活性化、環境関連などが挙げられています。高齢化や災害対策、地域コミュニティ維持など、地域住民の生活に密接に関わる分野での新サービス創出が期待されています。
また、補助対象となる「社会的事業」には、社会性、事業性、必要性、デジタル技術活用、地域連携という5つの要件があります。単なる社会貢献活動ではなく、サービス提供による収益確保を通じて持続的な事業運営が可能であることが重視されています。
デジタル技術活用については、キャッシュレス決済、Web予約システム、ECサイト、オンライン接客、業務効率化ツール導入なども対象例として示されています。比較的導入しやすいITツールから先端技術活用まで、幅広いデジタル化支援が想定されています。
さらに、地域の金融機関や商工会議所、商工会などとの連携も求められています。地域内支援機関と連携しながら事業を成長させることで、地域経済への波及効果を高める狙いがあります。
補助対象経費は、起業や事業承継などに必要な経費です。詳細は交付要領で定められていますが、設備投資やシステム導入費、広報費など幅広い経費が想定されています。補助率は2分の1以内で、補助上限額は2,000,000円です。なお、1,000円未満は切り捨てとなります。
申請にあたっては、事前相談が必須です。2026年5月から6月中旬にかけて、富士市地域産業支援センター「Beパレットふじ」で相談を受ける必要があります。コーディネーターが事業性や地域課題との整合性などを確認し、申請内容のブラッシュアップ支援も行います。
公募申請期間は2026年6月1日から6月30日までです。申請書類一式をBeパレットふじへ提出する流れとなります。提出書類には、交付申請書、事業計画書、住民票、納税証明書、法人や個人事業主に応じた事業関連書類などが含まれます。
事業計画書では、地域課題分析や解決策、デジタル技術活用内容、資金計画などを詳細に記載する必要があります。また、Beパレットふじのコーディネーターによる確認印も必要となっており、伴走支援型制度としての特徴が表れています。
審査は2026年7月上旬から中旬にかけて行われ、書類審査に加えプレゼンテーション審査も実施されます。採択後の交付決定は2026年7月下旬を予定しており、それ以降に契約や発注など事業着手が可能になります。
事業実施期間は交付決定日から2027年1月末日までです。この期間中も、Beパレットふじのコーディネーターによる伴走支援が継続され、定期面談も必要となります。単なる資金支援ではなく、事業成長を支援する継続的サポート体制が整えられている点も特徴です。
また、中間報告は2026年11月10日、完了報告は事業完了後30日以内または2027年2月10日のいずれか早い日までに提出が必要です。補助金支払いは2027年2月から3月頃を予定しています。
さらに、補助事業終了後も5年間にわたり、富士市地域産業支援センターへの事業報告義務があります。地域への継続的な波及効果や事業成長を長期的に確認する制度設計となっています。
近年は、地方創生の観点から、地域課題解決型スタートアップやソーシャルビジネスへの注目が高まっています。特にデジタル技術を活用した地域サービスは、人口減少や人手不足への対応策としても期待されています。富士市稼ぐ力起業支援金は、地域課題解決と収益性を両立する新しいビジネス創出を後押しする制度として、今後の活用拡大が期待されます。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは富士市のWEBサイトへ


