2026年6月14日
労務・人事ニュース
岡山県倉敷市の水島港玉島地区が2026年6月6日に新登録、歴史的町並みと港文化を活用した観光振興に期待
「みなとオアシス玉島」を新規登録します ~北前船と高瀬舟が交差した、海と陸のゲイトウエイ玉島~(国交省)
国土交通省港湾局は2026年5月26日、岡山県倉敷市の水島港玉島地区にある「みなとオアシス玉島」を、新たな「みなとオアシス」として登録すると発表しました。登録日は2026年6月6日で、港を核とした地域活性化や交流人口の拡大につなげる狙いが示されました。
「みなとオアシス」は、地域住民や観光客が港を身近に感じられる交流拠点として整備される制度で、港湾を活用した地域振興を後押しする取り組みとして全国各地で展開されています。今回登録された玉島地区では、歴史的な町並みや港町文化を生かした地域づくりが進められていました。
代表施設となったのは「旧柚木家住宅(西爽亭)」で、江戸時代中期に北前船の船主の邸宅として建てられた歴史的建造物です。施設内では歴史文書や関連資料が展示され、海上物流の拠点として発展した玉島地区の歴史や文化を知ることができる環境が整えられていました。
玉島地区は、かつて北前船と高瀬舟が行き交い、「海と陸のゲイトウエイ」として栄えた地域です。港を中心に物流や商業が発展した歴史を持ち、現在も当時の面影を残す町並みが各地に残されていました。今回の登録では、こうした歴史資源を生かした回遊性向上への取り組みが評価されました。
代表施設周辺に広がる「玉島町並み保存地区」には、北前船が往来していた時代の建物が残されており、伝統的な景観を感じられる地域として知られていました。また、「通町」「清心町」「銀座」「港町」「栄町」の各商店街では、昭和レトロな雰囲気が色濃く残され、地域住民や観光客が散策を楽しめる空間となっていました。
商店街では、「備中玉島みなと朝市」や「玉島商店街土曜夜市」なども開催されていました。地元事業者による飲食や特産品販売が行われ、市内外から多くの来訪者が訪れる地域イベントとして親しまれていました。港周辺のにぎわい創出に加え、地域経済への波及効果も期待されていました。
地域文化を象徴する催しとしては、「戸島神社」の「乙島祭り」も知られています。この祭りは市の重要無形民俗文化財に指定されており、地域に根付いた伝統行事として継承されていました。そのほか、「旧柚木家住宅(西爽亭)」で開催される「倉敷雛めぐり」や、港周辺で実施される「玉島ハーバーフェスティバル」など、多彩なイベントによって地域の魅力発信が行われていました。
今回の登録では、歴史施設や商店街、祭り、港湾エリアなどを一体的につなぐことで、来訪者の回遊性向上を図る取り組みが進められていました。港を起点とした観光振興だけでなく、地域住民同士の交流促進や地域ブランドの向上にもつなげる方針が示されていました。
登録証交付式は2026年6月6日午前11時から、水島港玉島地区の玉島外貿1号埠頭で開催された「玉島ハーバーフェスティバル」会場内で行われました。式典はおよそ30分間実施され、港を中心とした新たな地域振興拠点の誕生として注目を集めていました。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


