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2026年7月2日

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2026年6月4日施行、自動車の後退時に図柄を投影する新安全装置が保安基準に追加され事故防止へ

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後退時の安全性を高めるライト、装備可能に! ~道路運送車両の保安基準等の改正について~(国交省)

国土交通省は2026年6月4日、自動車の後退時における安全性向上を目的として、道路運送車両の保安基準等を改正したと発表しました。今回の改正では、車両が後退する際に車両後方の路面へ図柄を投影し、周囲の歩行者や自転車利用者などに後退の意図を分かりやすく伝える「車両後退表示投影装置」に関する要件が新たに盛り込まれました。

自動車の安全基準については、国際的な整合性を確保しながら安全性能の向上を図るため、これまでも段階的な見直しが進められてきました。今回の改正は、国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)における国際基準の改正を受けて実施されたものです。

新たに制度化された車両後退表示投影装置は、自動車がバックする際に車両後方の路面へ図柄を映し出すことで、周囲に対して後退動作を行うことを視覚的に伝える装置です。従来の後退灯に加え、より分かりやすい形で車両の動きを知らせることができるため、歩行者や自転車利用者などとの接触事故を未然に防ぐ効果が期待されています。

近年は安全運転支援技術の進化が進む一方で、駐車場や商業施設周辺、住宅地などでは車両の後退時に発生する事故への対策も重要な課題となっています。特に車両後方は運転者から見えにくい死角が生じる場合があり、周囲の交通参加者へ車両の動きを明確に伝えることが安全確保につながります。

今回の改正では、車両後退表示投影装置を自動車へ装備することが可能となりました。また、装置を備える場合に満たすべき要件についても保安基準に規定されています。これにより、一定の基準に適合した装置の導入が進められる環境が整えられました。

対象となる車種は自動車全般ですが、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車のほか、カタピラやそりを有する軽自動車については対象外とされています。一般的な乗用車や貨物車などが主な対象になるとみられています。

国土交通省によると、本改正により車両後退表示投影装置の普及が進めば、後退時の車両挙動を周囲により直感的に伝えることが可能になります。運転者だけでなく歩行者や自転車利用者にとっても車両の動きを認識しやすくなるため、交通安全の向上に寄与することが期待されています。

改正された保安基準等は2026年6月4日に公布され、同日から施行されました。ただし、一部の規定については2027年4月1日に施行される予定です。今後は国際基準との整合を図りながら、新たな安全装備の導入が進むことで、自動車と歩行者が共存する交通環境のさらなる安全性向上が注目されます。

今回の制度改正は、車両の後退という日常的な運転場面に着目した安全対策であり、事故防止に向けた新たな取り組みとして位置付けられています。後退時の危険を減らし、周囲への視認性を高める技術の活用が今後どのように普及していくのか関心が集まりそうです。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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