2026年7月11日
労務・人事ニュース
鉄道輸送統計月報(概要)(令和8年(2026年)3月分)
鉄道輸送統計月報(概要)(令和8年(2026年)3月分)(国交省)
国土交通省は2026年6月17日、鉄道輸送統計月報の2026年3月分の概要を公表しました。今回の集計によると、鉄道と軌道を合わせた旅客輸送量は前年同月を上回り、旅客数量、旅客人キロともに増加しました。一方で貨物輸送では貨物数量が増加したものの、貨物トンキロは前年同月を下回る結果となっています。
旅客輸送の総合計は19億9,473万人となり、前年同月比で2.9%増加しました。旅客人キロの総合計は343億人キロで、前年同月比3.4%増となっています。利用者数と輸送距離の双方が前年を上回り、鉄道利用の堅調な動きが確認されました。
旅客輸送を区分別に見ると、JR旅客会社の旅客数量は7億4,038万人となり、前年同月比2.3%増でした。旅客人キロは216億3,490万人キロで、前年同月比3.5%増となっています。利用者数だけでなく輸送距離ベースでも増加しており、鉄道利用の回復傾向がうかがえます。
このうち新幹線の旅客数量は3,488万人で、前年同月比6.5%増となりました。旅客人キロは85億2,565万人キロで、前年同月比6.0%増となっています。全体平均を上回る伸び率となっており、長距離移動需要の増加が数字に表れた形です。
JR以外の民間鉄道などの旅客数量は12億5,435万人となり、前年同月比3.3%増加しました。旅客人キロは126億2,368万人キロで、前年同月比3.3%増となっています。都市圏や地域交通を含む幅広い利用が前年を上回り、旅客輸送全体を押し上げる結果となりました。
一方、貨物輸送では総貨物数量が345万8,927トンとなり、前年同月比2.6%増加しました。しかし、貨物トンキロの総合計は16億5,419万トンキロで、前年同月比1.5%減となっています。輸送量そのものは増加したものの、輸送距離を反映する指標では前年を下回りました。
貨物輸送のうちコンテナ輸送は194万4,843トンで、前年同月比2.3%減となりました。貨物トンキロも15億2,266万トンキロとなり、前年同月比1.6%減少しています。貨物数量と輸送距離の双方で前年実績を下回る結果となりました。
これに対して車扱貨物は151万4,084トンとなり、前年同月比9.8%増を記録しました。貨物トンキロは1億3,152万トンキロで前年同月比0.6%減となったものの、数量面では大幅な増加が見られています。
今回公表された2026年3月分の統計では、旅客輸送が前年同月を上回る伸びを示した一方で、貨物輸送は数量と輸送距離で異なる動きが確認されました。鉄道輸送は人の移動と物流の両面で社会や経済活動を支える重要な役割を担っており、今後の輸送動向にも引き続き注目が集まりそうです。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


