2026年7月20日
労務・人事ニュース
2020年のレベル3基準に続く新たな一歩、2026年6月に世界初のレベル4自動運転国際基準が合意されたポイントを解説
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最終更新: 2026年7月20日 09:36
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日本が主導した世界初の自動運転システムの国際基準が合意 ~安全な自動運転車の開発が加速~
2026年6月26日、国土交通省は、レベル4を含む自動運転システムに関する世界初の国際基準が、スイス・ジュネーブで開催された国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)で合意されたと発表しました。今回の国際基準は、日本が共同議長として専門家会議で議論を主導しながら策定されたもので、安全な自動運転車の開発を世界的に後押しする重要な枠組みとなります。
国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)は、自動車の安全基準や環境基準の国際調和、認証制度の相互承認について多国間で議論を行う唯一の国際的な会議です。日本もこれまで積極的に議論へ参加しており、今回の自動運転システムに関する基準策定では、米国や欧州などとともに専門家会議の共同議長を務め、議論を進めてきました。
今回合意された国際基準は、レベル3とレベル4を含む自動運転システムを搭載した自動車が対象です。基準では、自動運転中に交通ルールを遵守することや衝突を回避すること、不具合が発生した際には安全に停止することなど、車両に求められる安全性能が定められています。また、安全性を確保するための組織体制や社内プロセスなど、製造事業者が整備すべき体制についても規定されています。
さらに、自動運転車の運行状況を継続的に確認するモニタリングや、不具合を把握して改善につなげる仕組みについても基準に盛り込まれました。車両そのものの性能だけではなく、開発から運用、継続的な改善までを含めた総合的な安全確保の考え方が示された点も、今回の国際基準の特徴となっています。
自動運転に関する国際基準では、2020年に高速道路などを対象としたレベル3の基準が合意されていました。しかし、一般道を含むより幅広い道路環境への対応や、レベル4を対象とした国際基準はこれまで整備されていませんでした。そのため、日本は米国や欧州などと連携しながら専門家会議で議論を重ね、今回、新たな国際基準として合意に至りました。
今回の基準は、2027年1月頃に発効する予定です。国際的に共通した安全基準が整備されることで、自動運転システムの開発や認証に関する国際的なルールが明確となり、安全性の確保と技術開発の両立が進むことが期待されています。
また、世界で初めてレベル4を含む自動運転システムの国際基準が整備されたことで、日本の自動車メーカーは共通ルールに基づいた効率的な開発を進めやすくなります。国際基準に沿った車両開発が可能となることで、安全性を確保しながら国際市場への展開も進めやすくなることが見込まれています。
自動運転技術は、交通事故の低減や移動手段の高度化など幅広い分野で活用が期待されています。今回の国際基準の合意は、安全性を重視した自動運転技術の普及を支える大きな節目となるものであり、日本が国際的なルールづくりに主体的な役割を果たした成果としても注目されています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


