2026年7月24日
労務・人事ニュース
図柄ナンバープレートが新たな段階へ 2026年発表で全国78地域を応援できる「ふるさと版」を2029年度までに試行導入
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最終更新: 2026年7月23日 10:14
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「図柄入りナンバープレート等に関する検討会」図柄ナンバープレート(ふるさと版)等の今後の方向性について(国交省)
2026年6月30日、国土交通省は有識者による検討会で議論を重ねてきた「図柄入りナンバープレート等に関する検討会」の結果を取りまとめ、「図柄ナンバープレート(ふるさと版)」の創設と、人気が高い希望番号を取得しやすくするための制度の方向性を公表しました。今後は試行的な制度導入を進めながら課題や効果を検証し、本格導入を目指す方針です。
図柄ナンバープレートは地域の魅力を発信する「走る広報大使」として活用されており、地方版は現在78地域で導入されています。利用者からの寄付金は地域振興や観光振興などに活用されており、全国各地で制度が定着しています。一方で、現在の地方版は車両の使用地域が対象地域に限られるため、他の地域の図柄を自由に選ぶことはできませんでした。
今回示された方向性では、こうした仕組みを発展させ、全国の利用者が応援したい地域の図柄を自由に選択できる「ふるさと版」の創設を目指します。地域を限定せず全国で交付できる制度とすることで、地域の魅力発信や地域振興をさらに後押しする狙いがあります。制度は既存の仕組みを活用しながら、小規模な試行として開始される予定です。
試行導入では、交付対象となる図柄をまず2~3種類程度に絞って開始し、利用実績や国民アンケートなどを踏まえながら段階的に対象を拡大する方針です。対象となる図柄は、これまでの交付実績や利用者の意見などを参考に選定されます。また、交付対象は全国とし、自家用車の中板ナンバープレートから制度を開始する考えが示されました。
費用については、現在の図柄ナンバープレートと同様に利用者が交付手数料を負担します。さらに、一定額以上の寄付を行うことで図柄入りナンバープレートを取得できる仕組みを継続し、寄付金は選択した図柄の地域へ配分される予定です。寄付の最低金額については今後決定されます。
交付までの期間については、全国でさまざまな図柄を製造する必要があることから、現在の10営業日より延長する方向で検討されます。製造事業者や交付体制への負担を考慮しながら、利用者にとっても合理的な期間となるよう調整が進められる見込みです。制度開始は可能な限り前倒ししつつ、遅くとも2029年度までの試行導入を目指す方針が示されています。
あわせて、人気が高い希望番号を取得しやすくするための制度見直しも進められます。希望ナンバー制度では、人気番号は抽選で決定されていますが、現在は番号によって最大30倍となる抽選倍率も確認されており、希望する番号を取得しにくい状況が続いています。このため、利用者の選択機会を広げるための新たな取り組みが検討されました。
短期的な取り組みとしては、抽選倍率や当選までに必要となる平均的な抽選参加回数など、利用者への情報提供を充実させる方針です。また、倍率が低い番号を抽選対象から外すなど、抽選対象番号の見直しも進められます。こうした改善は、実施可能なものから順次導入される予定です。
さらに、特に倍率が高い番号については、取得対価を求める仕組みの試行導入を検討します。対象となる番号や地域を限定した上で、抽選参加は無料とし、当選した場合に寄付金を支払う仕組みを基本とする考えです。金額は定額方式を前提に検討され、2026年度中に具体的な制度設計を進めることとしています。
一方で、長期的な課題としては、番号の再利用を含めた抜本的な番号不足対策についても検討が続けられます。現在は一度使用した番号を再利用しない仕組みとなっていますが、将来的には制度やシステム全体への影響も踏まえながら、持続可能な希望番号制度の構築を目指す考えです。
今回示された方向性は、図柄入りナンバープレートの魅力をさらに高めるとともに、地域振興や観光振興を後押しし、利用者の多様なニーズにも対応することを目的としています。今後は試行導入を通じて制度の課題や効果を検証しながら、より利用しやすく持続可能な仕組みへ発展させることが期待されています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


