2025年6月9日
労務・人事ニュース
令和7年 補助上限100万円!浜松市が障がい者団体の地域支援活動を全力サポート
- 精神科特化の訪問看護/即日勤務可/シフト
最終更新: 2025年6月16日 10:13
- 診療放射線技師/クリニック/八幡西区/黒崎駅/福岡県
最終更新: 2025年6月16日 07:35
- 訪問看護業務および付帯する業務/車通勤可/即日勤務可/土日祝休み
最終更新: 2025年6月16日 10:13
- 認定こども園の保育士
最終更新: 2025年6月16日 02:32
令和7年度浜松市障がい者団体活動事業費補助金交付事業
浜松市では、障がいのある人の自立と社会参加の促進を目的として、「令和7年度障がい者団体活動事業費補助金交付事業」の募集を開始しています。この補助金は、地域生活の支援や社会参加の促進、さらには理解と啓発を進める事業など、障がい者団体による多様な活動を支援することにより、障がいのある人々の福祉向上を実現することを目指しています。
本補助金の対象となるのは、浜松市内に事務所を置き、かつ障がい者福祉の増進に貢献している特定非営利活動法人、または設立から1年以上経過している団体です。また、役員が1人以上いることや監事の設置が必須であり、会員数は20人以上、しかもその過半数が浜松市内在住の障がい者およびその家族で構成されていることが求められます。さらに、団体の運営に必要な規定を有し、総会や理事会など意思決定機関が整っていることも条件となっています。
補助の対象となる事業内容としては、会員の地域生活を支援する取り組みや、社会参加の機会を提供する活動、また理解促進や啓発に関する企画、さらには複数の団体が連携して実施する共同事業などが挙げられます。一方で、営利目的の活動や、他の助成金と重複する事業、公的制度の範囲内で実施されるもの、そして委託費や第三者への資金提供が事業費の過半を超える場合などは、補助の対象外となるため注意が必要です。
補助金額は、対象となる経費の2分の1以内、または寄付金やその他収入を差し引いた額のうち、いずれか少ない金額となります。上限は1団体あたり100万円とされており、事業の内容や規模によってはかなり実効性のある支援が期待できます。地域に根ざした活動を継続的に行っている団体にとっては、運営資金の安定化と活動の拡充を実現する好機と言えるでしょう。
申請書類の提出期限は令和7年5月28日であり、障害者保健福祉課の地域生活支援グループが提出先となります。提出する際には、事業提案書や予算書、団体概要書、そして定款や規約、役員名簿、前年度の決算資料など、必要な書類をすべて整える必要があります。さらに、代表者が市税を完納していることも条件とされており、市民としての信頼性が求められる点も重要です。
提出後は、浜松市による審査会で内容が精査され、7月中旬ごろを目途に審査結果が通知される予定です。採択された団体は、その後正式な交付申請手続きを経て補助金が決定され、事業を実施する運びとなります。事業完了後には、10日以内に実績報告書を提出し、支出内容に基づいて補助金が確定・支払われる仕組みとなっています。
この制度は、障がいのある人々が地域社会で自分らしく生活し、積極的に参加できる環境を整備するための非常に重要な取り組みです。特に、行政との連携を強めたい団体や、地域とのつながりを深める事業を構想中の団体にとっては、予算面での大きな後押しとなる可能性があります。また、複数の団体が共同で取り組む場合にも対象となることから、ネットワーク型の活動推進に向けた柔軟な活用も可能です。
浜松市がこのような補助制度を通じて、障がい者団体の主体的な活動を支援する背景には、共生社会の実現に向けた強い意志が込められています。地域において障がいの有無にかかわらず誰もが活躍できる仕組みを築くために、本補助金は単なる資金援助にとどまらず、地域づくりの一翼を担う制度として位置づけられています。申請を検討する団体は、自身の活動が地域にもたらす効果を明確に示し、より持続可能な社会貢献を目指していくことが求められます。
⇒ 詳しくは浜松市のWEBサイトへ