2026年5月25日
労務・人事ニュース
採用市場にも影響か、2026年調査で30代の職場不満63.5%、会社の将来不安19.2%が示した中堅世代の本音
連合および労働組合のイメージ調査2026(連合)
2026年4月16日、働く人を取り巻く環境や労働組合に対する認知、さらに関連組織への印象などを把握するために実施された最新の全国調査の結果が公表されました。調査は2026年1月9日から1月13日までの5日間にわたり実施され、全国の15歳以上の男女1,000人から有効回答を集計したものです。
今回の調査では、現在働いている人676人を対象に、仕事や職場に対する不満について聞いたところ、59.2%が何らかの不満を抱えていることが明らかになりました。不満の内容として最も多かったのは「賃金が低い」で28.3%、次いで「人間関係がよくない」が14.3%、「労働条件がよくない」が13.3%、「会社の将来に不安がある」が13.0%となっています。
年代別に見ると、仕事や職場への不満を抱えている割合が最も高かったのは30代で63.5%でした。続いて40代が63.0%、50代が59.6%となり、働き盛りの世代を中心に高い水準が続いています。特に30代では「会社の将来に不安がある」と答えた人が19.2%となり、全体平均を上回りました。
一方で、不満を感じている400人に対して、その解消のためにどのような行動を取ったかを尋ねたところ、「人事や上司に相談した」と答えた人は12.5%、「家族や友人に相談した」は10.8%、「退職や転職をした」は7.8%という結果でした。その一方で、「何もしていない」と回答した人は67.8%に達しており、多くの人が不満を抱えながらも具体的な行動に移せていない実態が浮かび上がっています。
さらに、行動を起こしていない271人に理由を聞いたところ、「不満の解消は諦めている」が36.5%で最も高く、「解消までの労力を割きたくない」が31.4%、「解消する手段を知らない」が25.1%で続きました。職場環境への不満だけでなく、その改善方法に対する情報不足や心理的な壁も課題となっていることがうかがえます。
労働組合そのものの認知については、全国1,000人に調査した結果、「知っている」と回答した人は81.0%でした。ただし世代による差は大きく、10代では57.0%にとどまる一方、50代では91.5%、60代以上では94.0%となり、若年層ほど認知が低い傾向が確認されました。
現在働いている676人に勤務先の状況を聞いたところ、「勤務先に労働組合がある」と答えた人は29.4%、「ない」は49.7%、「わからない」は20.9%でした。また、実際の加入状況では「加入している」が20.9%、「加入していない」が56.8%、「わからない」が22.3%となっています。
雇用形態別では、「加入している」と答えた割合は正規雇用で29.3%だったのに対し、非正規雇用では11.5%にとどまりました。働き方の違いが加入率にも影響している状況が数字として示されています。
関連組織の認知については、「どのような組織か知っている」が13.7%、「名前を聞いたことがある」が33.2%となり、合わせた認知率は46.9%でした。半数を下回る結果となり、30代では41.0%、20代では42.5%と、働く中心世代でも認知拡大が課題となっています。
認知している469人に、どの媒体で知ったかを聞いたところ、「テレビ」が43.7%で最も多く、「新聞」が19.6%、「機関紙」が10.2%で続きました。一方、若年層では情報接触の傾向が異なり、10代では「YouTube」が21.7%、「X」が15.2%、「Instagram」が10.9%となり、20代では「X」が18.8%と上位に入りました。
また、認知している人に対して身近な存在かを尋ねたところ、「そう思う」と回答した人は30.7%でした。年代別では20代が40.0%で最も高く、50代は19.6%にとどまっています。若い世代のほうが比較的身近さを感じている傾向が見られました。
好感度については、「好感を持てる」と答えた人が52.2%となりました。10代では60.9%、20代では60.0%と若年層で高い数字を示しており、認知の広がり次第では今後さらに関心が高まる可能性も見えてきています。
一方で、現在加入していない人のうち、今後労働組合に「加入したい」と答えた人は27.5%でした。働く環境への不満が広がるなか、相談先や支援制度への関心は一定程度存在していることが、今回の調査結果から明らかになっています。
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