2026年2月9日
補助金・助成金, 労務・人事ニュース
松田町が新規就農を支援、農地取得で100平方メートル当たり最大5,000円補助
令和7年 松田町 新規就農者等担い手支援補助金
神奈川県足柄上郡松田町では、地域農業の担い手確保と農地の有効活用を目的として、新規就農者等担い手支援補助金を実施しています。高齢化や後継者不足により農地の維持が課題となる中、町内で新たに農業を始める人や、既存の農業者が規模拡大に取り組むケースを後押しする制度として位置付けられています。農地の取得や借り受けといった初期段階の負担を軽減することで、持続可能な地域農業の基盤づくりを進める狙いがあります。
補助の対象となる農地は、松田町内に所在する農地のうち、市街化区域を除いた区域にあるものです。住宅地などへの転用が進みやすいエリアを除外することで、農地としての利用継続を重視した制度設計となっています。これにより、実際に耕作を行い、地域農業に貢献する取り組みが支援の中心となります。
対象となるのは、一定の法的手続きを経て農地を借り受けた、または取得した個人や法人です。具体的には、農地中間管理機構を利用して農地を借りた場合や、農業経営基盤強化促進法に基づき利用権の設定を受けた場合、または農地法3条の許可を得て農地を借り受け、もしくは取得した場合が該当します。一方で、親族や自身が代表する法人からの権利移転、同一世帯内での移転などは対象外とされており、形式的な移転ではなく実質的な担い手確保につながるケースを重視している点が特徴です。
補助金額は、農地の利用方法や作物区分、貸借期間などに応じて、100平方メートル当たりの単価を基に算出されます。例えば、畑を新たに借り受け、貸借期間が10年以上の場合には、100平方メートル当たり5,000円が基本単価となります。田の場合や貸借期間が5年以上10年未満の場合には単価が異なり、所有権移転の場合には田で100平方メートル当たり1,000円、畑で2,000円といった設定がされています。農地の種類や利用形態に応じて細かく区分されているため、自身の計画に合わせた補助額を見込みやすい制度といえます。
さらに、一定の要件を満たす場合には補助金額の加算が行われます。松田町で認定農業者または認定新規就農者となっている場合には、100平方メートル当たり1,500円が加算されます。また、新規参入者に該当する場合には、100平方メートル当たり1,000円が加算されます。これらの加算措置により、新たに農業を始める人や、意欲的に経営改善を図る農業者への支援がより手厚くなる仕組みとなっています。
申請期限は明確に定められており、農地法3条の許可がされた日、または賃借権などの権利設定日から1カ月以内に申請する必要があります。この期限を過ぎると補助対象とならないため、農地取得や借り受けの手続きと並行して、早めに申請準備を進めることが重要です。必要書類としては、交付申請書兼請求書のほか、権利が移転または設定されたことを証明できる書類の提出が求められます。
この補助金制度は、農地の集積や有効利用を促進するだけでなく、松田町で農業に取り組む意欲ある人材を地域に定着させる役割も担っています。農業経営は初期投資や土地確保のハードルが高い分野ですが、こうした支援を活用することで、経営の安定化や将来を見据えた計画づくりが可能になります。松田町で新たに農業を始めたい人や、規模拡大を検討している事業者にとって、実務的かつ現実的な支援策といえるでしょう。
補助金や助成金は年度ごとに募集内容が見直される場合があります。申請を検討している方は、最新の情報や受付状況について、募集のウェブページや実施機関に確認することを推奨いたします。また、募集が終了している場合もあるため実施機関にご確認ください。
⇒ 詳しくは松田町のWEBサイトへ


