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2026年2月12日

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2025年10-12月期の訪日外国人旅行消費額2兆5330億円、前年同期比10.3%増が示す雇用需要の変化

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インバウンド消費動向調査2025年10-12月期(1次速報)(観光庁)

この記事の概要

本記事では、2026年1月21日に公表されたインバウンド消費動向調査の1次速報をもとに、2025年10月から12月期における訪日外国人旅行消費額の実態を詳しく解説する。旅行消費額の総額、国籍・地域別の特徴、費目別構成、1人当たり支出額の動向などを整理し、数字に基づいて現在のインバウンド市場の状況を読み解く。観光関連分野だけでなく、雇用や人材確保を検討する企業にとっても重要な基礎データとなる内容を、事実に沿ってわかりやすく伝える。


2026年1月21日、インバウンド消費動向調査の2025年10月から12月期に関する1次速報が公表された。今回の調査によると、当該期間の訪日外国人旅行消費額は2兆5330億円となり、前年同期と比較して10.3%の増加が確認されている。世界的な人の往来が回復基調にある中で、日本を訪れる外国人による消費が着実に拡大している状況が、数字として明確に示された形だ。

国籍・地域別に旅行消費額を見ると、中国が3534億円で全体の14.0%を占め、最も大きな割合となった。次いで米国が3265億円で12.9%、台湾が3067億円で12.1%、韓国が2717億円で10.7%と続いている。これら上位4地域だけで全体の約半分を占めており、特定の国や地域からの需要がインバウンド市場を大きく支えている構造が浮かび上がる。

一方で、オーストラリアは1341億円で構成比5.3%、シンガポールは1125億円で4.4%となるなど、比較的規模は小さいものの安定した消費が見られる地域も存在する。その他の国や地域を合計した消費額は2781億円で11.0%を占めており、市場が特定地域に偏り過ぎず、多様化している点も注目される。

費目別の内訳を見ると、宿泊費が9542億円で全体の37.7%を占め、最も大きな割合となった。次いで買物代が6727億円で26.6%、飲食費が5438億円で21.5%と続く。宿泊と飲食、買物という基本的な消費項目が全体の大部分を構成しており、地域経済への直接的な波及効果が大きいことが読み取れる。

前年同期と比較すると、宿泊費と飲食費の構成比が上昇している点が特徴的だ。単なる物販消費だけでなく、滞在型の旅行や体験を重視する傾向が強まっていることがうかがえる。この変化は、宿泊業や飲食業だけでなく、関連する雇用需要にも影響を与える可能性が高い。

訪日外国人1人当たりの旅行支出額にも注目すると、一般客全体の平均は23万4482円と推計されている。前年同期比では0.5%の減少となったものの、訪日外国人数自体が増加しているため、総消費額は拡大している。量と質の両面から市場が動いていることを理解する必要がある。

国籍・地域別では、オーストラリアが1人当たり44万5911円と最も高く、次いでスペインが44万329円、英国が42万1858円となった。これらの地域からの旅行者は滞在日数が比較的長く、宿泊費や体験型サービスへの支出が多い傾向があり、単価の高い需要層として位置付けられる。

費目別に見ると、宿泊費は英国からの旅行者が最も高く、飲食費や娯楽等サービス費はオーストラリアが高水準となっている。交通費ではスペイン、買物代ではシンガポールが最も高いなど、国籍・地域ごとに消費の特徴が異なる点も明確だ。企業がインバウンド対応を進める際には、こうした違いを踏まえた人材配置やサービス設計が重要となる。

今回の調査結果は、インバウンド市場が量的拡大だけでなく、消費内容の質的変化を伴いながら成長していることを示している。観光関連産業に限らず、接客、物流、サービス分野など幅広い業種において、外国人需要を前提とした人材確保や育成を検討する上で、信頼性の高い基礎資料となるだろう。

この記事の要点

  • 2025年10月から12月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5330億円で前年同期比10.3%増
  • 国籍・地域別では中国が3534億円で最も大きな割合を占めた
  • 費目別では宿泊費が37.7%と最大で買物代、飲食費が続いた
  • 1人当たり旅行支出額の平均は23万4482円となった
  • 国籍・地域ごとに消費単価や支出内容に明確な違いが見られる

⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ

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