2026年6月10日
労務・人事ニュース
2026年4月時点の大学生就職率98.0%、前年同水準で高水準維持の最新調査
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令和8年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(厚労省)
厚生労働省と文部科学省は、2026年4月1日時点における「令和8年3月大学等卒業者の就職状況」を公表しました。今回の調査では、大学生の就職率が98.0%となり、前年同期から増減なく高い水準を維持したことが明らかになっています。
今回の調査は、大学や短期大学、高等専門学校、専修学校の卒業者を対象に実施されたもので、就職問題への対応に役立てることを目的として行われました。調査対象は全国112校、6,250人にのぼり、電話や面接などを通じて就職希望や就職状況を確認しています。
大学の就職率は98.0%で、前年同期と同じ水準でした。国公立大学は97.9%となり、前年から0.3ポイント上昇しています。一方、私立大学は98.1%で前年と同水準となりました。全体として高い就職率を維持しており、安定した採用環境が続いている状況がうかがえます。
短期大学の就職率は97.4%となり、前年同期比で0.4ポイント上昇しました。高等専門学校は99.2%で、前年より0.4ポイント低下したものの、依然として高水準となっています。専修学校専門課程は98.6%で、前年から0.6ポイント低下しました。
大学、短期大学、高等専門学校を合わせた大学等全体の就職率は98.0%でした。さらに専修学校専門課程を含めた総計では98.1%となり、前年同期と同水準を維持しています。学生の就職環境は全体として堅調に推移している状況です。
男女別では、男子大学生の就職率が97.5%で、前年同期比0.1ポイント低下しました。一方、女子大学生は98.7%となり、0.2ポイント上昇しています。特に国公立大学の女子は99.3%となり、高い就職率を記録しました。
文系と理系の比較では、文系の就職率が98.0%で前年から0.2ポイント低下しました。これに対し、理系は98.1%となり、0.8ポイント上昇しています。理系人材への需要の強さが数字にも表れる結果となりました。
地域別では、中国・四国地区の就職率が98.9%となり、全国で最も高い水準となっています。前年から0.8ポイント上昇しており、地域別でも堅調な雇用状況が確認されました。
今回の調査では、就職希望率についても公表されています。大学全体の就職希望率は75.6%となりました。国公立大学は53.3%、私立大学は86.7%となっており、進学や研究継続など卒業後の進路選択の違いも反映されています。
未就職のまま卒業した学生などに対しては、専門の就職支援員と大学側の就職相談員が連携し、継続的な支援を行う方針です。また、既卒者についても卒業後少なくとも3年間は新卒枠へ応募できるよう周知を進めるとしています。
近年は人手不足を背景に新卒採用を強化する動きが広がっており、企業側の採用意欲の高さが就職率にも反映されているとみられます。一方で、学生側も安定した就職環境の中で、地域や業種、働き方を重視した進路選択を進めている状況です。
今回の結果からは、大学等卒業者の就職環境が引き続き良好な水準を維持していることが確認されました。今後は企業の採用競争や人材確保の動向に加え、既卒者支援や地域別の雇用状況にも注目が集まりそうです。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ


