2026年6月27日
労務・人事ニュース
2026年5月にラオス国立大学で56人が参加した物流集中講義、ASEANの物流人材育成に向けた取り組みを実施
ラオスの物流産業発展を担う『物流人材』を育成 ~ラオスの国立大学にて物流集中講義を開催~(国交省)
2026年6月2日、物流分野を担う人材の育成を目的とした集中講義がラオス国立大学で実施されたことが発表されました。この取り組みは、ASEAN地域における物流マネジメント人材の育成を支援する事業の一環として行われたものです。
物流人材育成支援事業は、ASEAN各国の物流分野の発展を支える人材の育成を目的に2015年から続けられてきました。今回の講義は、ラオス国立大学で物流を専攻する学生などを対象に実施され、将来の物流産業を支える人材の知識向上と実務理解の促進が図られました。
講義は2026年5月18日から5月25日までの6日間にわたり実施されました。会場となったラオス国立大学には、物流を学ぶ学生など56人が参加し、物流分野に関する幅広い知識を学ぶ機会となりました。
講義では、日本における物流政策やコールドチェーン物流サービスに関する取り組みが紹介されました。物流の効率化や品質維持に関わる仕組みについて学ぶことで、参加した学生たちは物流産業の役割や重要性への理解を深めました。
また、物流の基礎知識として、サプライチェーンマネジメントや3PL、調達物流、生産物流、販売物流、国際物流などの内容について講義が行われました。物流の各工程がどのように連携しながら機能しているのかを学ぶ内容となり、実務に結び付く知識の習得が進められました。
さらに、物流オペレーションに関する実技講義も実施されました。5Sを意識した業務改善について学ぶ機会が設けられ、物流現場における効率化や品質向上の考え方について理解を深める内容となりました。
物流施設の紹介も行われ、物流拠点の機能や運営方法について学習が進められました。実際の物流施設の特徴や役割を知ることで、物流ネットワーク全体への理解を高める機会となりました。
講義の最後には、学生によるディスカッションも実施されました。参加者はラオスにおける物流サービスの新たな提案について意見を出し合い、自ら課題を考えながら解決策を検討する実践的な学習に取り組みました。
ASEAN地域では経済成長に伴い物流需要の拡大が続いており、物流を適切に管理できる人材の確保と育成が重要な課題となっています。今回の講義は、現地で物流を学ぶ学生に対して専門知識や実務的な考え方を伝えることで、将来の物流産業を支える人材育成につなげる取り組みとして実施されました。
今後も物流分野の健全な発展を支えるため、現地で活躍する優秀な物流人材の育成に向けた支援が進められる予定です。本年度中にはベトナムとマレーシアでも同様の講義が実施される計画となっており、ASEAN各国における物流人材育成の取り組みが継続される見通しです。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ


